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私的音楽アーカイブ60(ハンプトンホーズほか)

591.エアロスミス:THE BEST of AERO SMITH
592.絢香:First Message
593.コブクロ:ALL SINGLES BEST
594.ビルエヴァンス:MOONBEAMS
595.ハンプトンホーズ・トリオ:Vol.1
596.アニタオデイ:ANITA SINGS THE MOST
597.スキマスイッチ:グレイテストヒッツ
598.セロニアスモンク:THELONIOUS MONK PLAYS DUKE ELLINGTON
599.ジャッキーマクリーン:LIGHTS OUT
600.チェットベイカー:PICTURE OF HEATH

⚫︎595.ハンプトンホーズは僕の中では特別なピアニストの1人である。なぜなら、彼は日本ジャズの礎を作った一人であるからだ。彼は戦後間もない頃に米軍兵として日本に駐留した経験があり、そのときに秋吉敏子ら日本のミュージシャンとも交流。守安祥太郎らによる伝説の「モカンボセッション」にも参加した。僕はモカンボセッションの演奏に非常に思い入れがあるが、ここにハンプトンが参加していることを当初知らず、とても驚いた。

そんなハンプトンが米国に帰国後に結成したのが、このトリオになる。歌心にあふれたピアノによって、僕は心を一瞬で捉えられた。最初に聴いたのはモカンボセッションの音源を聴くよりも前だったが、このような素晴らしいアルバムをつくれるピアニストであれば、あのような名演が日本で生まれるだろうなと後で納得した。彼の名もおそらく一部ジャズファン以外には知られていないが、今後是非もっと聴いてほしいピアニストである。

1955年録音 ハンプトン・ホーズ(p) レッド・ミッチェル(b) チャック・トンプソン(ds)

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