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私的音楽アーカイブ97(大西順子ほか)

961.マイルスデイヴィス:IN PERSON FRIDAY NIGHT AT BLACKHAWK Vol.2
962.V.S.O.P.:THE QUINTET
963.ボブマーリー:ONE LOVE :THE VERY BEST OF BOB MARLEY & THE WAILERS
964.大西順子:WOW
965.大西順子:Baroque
966.セロニアスモンク:SAN FRANCISCO HOLIDAY
967.大西順子:CRUSIN’
968.大西順子:LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD
970.ディヴィッドニューマン:FATHEAD

⚫︎964.大西順子のデビューアルバムである本作を初めて聴いたのは中学生の時だったが、非常に衝撃を受けたのをはっきりと覚えている。女性ピアニスト=しなやかで繊細、のような既存のイメージを完全に覆したような強烈でパワフルだった演奏だったからだ。

これにより、男性らしい、女性らしいといった先入観は完全に間違っていると中学生ながら感じたものだ。同時に、ジャズという音楽は誰が何をどんなふうに弾いても自由なのだということも改めて。

そう考えると、このアルバムが僕に残したインパクトというのは相当なものだった。のちに仕事でご本人とお会いした時はどんな方だろうかと半ば構えて話し始めたが、人格的にも大変素晴らしい方だった。

その後幾度かの活動停止など人生の浮沈を乗り越え、今また輝きを増している感がある。どこまで進化し続けるのか。限界はまだまだ見えない。

大西順子 - ピアノ
嶋友行 - ベース
原大力 - ドラムス
1992年録音、93年発売

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