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私的音楽アーカイブ99(ヴェルヴェットアンダーグラウンドほか)

981.ダッドダメロン:FONTAINE BLEAU
982.日本の歌ベスト
983.ヴェルヴェット・アンダーグラウンド:THE VELVET UNDERGROUND & NICO
984.ピンクフロイド:ATOM HEART MOTHER
985.フォーレ:レクイエム、ペリアスとメリザンドほか
986.リムスキーコルサコフ:シェエラザード、スペイン奇想曲
987.ストラヴィンスキー:春の祭典、ペトルーシュカほか
988.フレッドハーシュ:POINT IN TIME
989.アルジャロウ:WE GOT BY
990.マディウォーターズ:THE BEST OF MUDDY WARTERS

⚫︎983.ヴェルヴェットアンダーグラウンド、通称ヴェルヴェッツといえば、なんといってもアンディーウォーホルの手によるバナナのジャケット。世界で最も有名なアルバムジャケットの一つであることは間違いない。

逆に言えば、あまりにもこのウォーホルのジャケが有名なために、その音楽性はあまり正当に評価されてこなかったともいえる。有名バンドによくありがちだがメンバーの確執が続き、メンバーの出入りが激しかったことも要因かもしれない。

だが、ルーリードやジョンケイルらにより生み出された退廃的かつ美的詩的な音楽は危うさを孕みながらも魅力的である。このアルバムを機に、結果的にウォーホルに牽引される形で1960年代以降のアメリカの時代や文化の象徴となったが、一般受けはしなかった。ミュージシャンに好かれるミュージシャンの典型かもしれない。

今のこの混迷する時代に彼らが活動していたら、とんでもなく面白い音楽をやっていた気がする。

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