【葬送のフリーレン】魔法について:結界魔法②
漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法が登場します。
本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察していきたいと思います。
なお、議論は人類の魔法が中心であるため、女神様の魔法や魔物・魔族の魔法には、当てはまらない箇所もあることをご留意下さい。
本記事は以下リンクの続きになりますので、ぜひご確認下さい。
対象は単行本全13巻127話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
包囲系の結界魔法
結界魔法(魔法名)
ちょっとややこしいですが、結界魔法の中でも建物1件分くらいを包囲するものは、特別な呼び方は無く、本記事では結界魔法(魔法名)と呼びます。
代表的なものは教会(もしくは修道院)を包囲する結界で、以下の例のように作中でも幾つか登場しています。
教会は宗教的にも重要な場所ですが、冒険者の回復のためにも重要な場所なので、結界で守る必要があると考えられます。
教会以外では、聖域を守る結界、酒を守る結界、墓を守る結界などが登場しています。
特殊な例としては、木の成長と共に拡大する結界も登場します。
最後に、上記の結界よりも更に小さく、人が1人か2人くらい入るサイズの、簡易的な結界も幾つか登場します。
上記のように、建物1件分くらいを包囲する結界魔法(魔法名)は、教会を始めとして、様々な対象を保護したり閉じ込めたりする際に使用されます。
不死なるベーゼの結界魔法
サイズとしては上記の結界魔法(魔法名)と同じくらいですが、七崩賢の不死なるベーゼのみが使える特殊な結界魔法とのことなので、別のカテゴリで紹介します。
この結界は非常に強力で、以下のハイターの発言を逆に読み取ると、空気も通さない物理結界だと考えられます。
七崩賢の魔法ということもあり、フリーレンも結界を破ることを諦めるほどですが、ヒンメルを始め勇者一行は化け物しかいないので、何とか突破できたみたいです(笑)
防護結界
確定ではありませんが、結界魔法の中でも、1つの領地を包囲するくらいのものは、防護結界と呼んでいるみたいです。
実際に、グラナト領を包囲する結界を防護結界と呼んでいます。
基本的に魔物や魔族から領地を守る目的のものなので、おそらく対魔物・魔族の結界だと考えられます。
ただ、結界の管理者が結界の一部を操作することで、魔物・魔族を招き入れることも可能です。
フランメは防護結界を幾つか作っており、死後約1000年経った現在でも現役のものがあるとのことです。
大結界
これも確定ではありませんが、上記の防護結界よりも更に大きく、地域を包囲するくらいのものは、大結界と呼んでいるみたいです。
実際に、城塞都市ヴァイゼよりも遥かに広範囲の地域を包囲している結界は、以下のように大結界と呼んでいます。
サイズでいうと、一級魔法使いの第一次試験区域を包囲していた結界も、大結界と呼べるかもしれません。
黄金郷の大結界は、大陸魔法協会の初期の一級魔法使い達が、マハトを閉じ込めるために作りました。
複数人で作り上げた結界ということもあり、人類の様々な国や民族の魔法理論が複雑に組み合わされているらしいです。
結界のサイズが大きくなると、複数人での結界作成が多くなると思うので、大結界は複雑な魔法になっていくのだと考えられます。
封印魔法
封印魔法は結界魔法と名称が違うので、当然異なる魔法だと考えられますが、対象を通さないようにする機能は同じなので、本記事では封印魔法を結界魔法の一種だと捉えます。
捉え方としては、結界魔法に+αの効果を付与したものを封印魔法と考えます。
その+αの効果は、作中にて以下の二種類が登場します。
・対象を拘束する
・魔法を解除する鍵を分離する
対象を拘束する
クヴァールに掛けていた封印魔法は、クヴァールの体表をピッタリ覆う何かがあり、それがクヴァールの動きを拘束しているような感じでした。
覆っているものを結界、+αの効果をクヴァールの拘束と考えると、上記の封印魔法も結界魔法の一種だと考えられます。
魔法を解除する鍵を分離する
フリーレンが使っていた、「命懸けで宝物庫の扉を閉じる魔法」という封印魔法は、扉に掛かった魔法と、それを解除するための鍵(術者)が、物理的に分離されています。
扉に掛かった魔法を結界、+αの効果を鍵の分離と考えると、上記の封印魔法も結界魔法の一種だと考えられます。
結界魔法の分類まとめ
上記では結界魔法の具体例を列挙しましたが、以下ではそれらの分類を整理してまとめました。
まとめ
本記事では、本作品に登場する結界魔法について、関連する記述や描写を用いて考察しました。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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