【葬送のフリーレン】言葉・場面のリフレイン:「おっさん」と呼ばれる人々
漫画「葬送のフリーレン」には、様々なリフレイン(繰り返し)が組み込まれています。
それらを意識しながら読み進めるのも、この漫画の一つの楽しみだと考えています。
リフレインの種類についての概要はリンクを参照して頂き、以下では具体例について紹介します。
対象は単行本全12巻117話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
本記事で紹介するのは、言葉・場面のリフレインの「おっさん」です。
「おっさん」について
葬送のフリーレンの世界では、数歳から1000歳以上まで、様々な年齢の人が登場します。
主に活躍するのは、20歳付近の若者か、年齢の高いお爺ちゃん・お婆ちゃんが多いですが、その中間の「おっさん」と呼ばれる人々も、実は物語を影でひっそりと支えています。
本記事では、何人かの「おっさん」を紹介しますが、あくまで誰かに「おっさん」と呼ばれた人のみに限定します。
例えばシュタルクの父親は、年齢層的にも「おっさん」と呼ばれても不思議ではないですが、作中では「おやじ」としか呼ばれていないので、本記事での対象外です。
「おっさん」の具体例
ハイター
魔王を討伐した後のハイターは、ヒンメルに「おっさん」と呼ばれていました。
ヒンメルと同世代とすると、ハイターは25~30歳くらいで「おっさん」っぽい見た目だったんですね。
(フリーレンからすると、出会った当時から「おっさん」らしい)
結構笑って流すことの多いハイターですが、「おっさん」と呼ばれた時は「失礼ですよ」と若干怒っていました。
グラナト卿
リュグナーに捕らえられていたグラナト卿は、シュタルクに「おっさん」と呼ばれていました。
シュタルクは結構「おっさん」と言うほうですが、この時は直前のグラナト卿の「クソガキ」と「タメ口は重罪」という発言に反抗する意味で使ったと思われます。
ちなみに、タメ口程度では重罪にならないので、この時のグラナト卿の発言は方便でした。
クラフト
冬の山小屋にて添い寝していたクラフトは、シュタルクに「おっさん」と呼ばれていました。
見た目は「おっさん」ですが、本記事の中では圧倒的に年齢が高いと思われます。(少なくとも1000歳以上)
地味にユーベルにも「おっさん」と呼ばれていますね。
ザイン
村長との賭けに負けて衣服を奪われたザインは、自虐的に自身を「おっさん」と呼んでいました。
自分で「おっさん」と言っていたので、受け入れているのかと思いきや、実はまだ「おっさん」であると自覚していないらしいです。
リヒター
知り合いの婆ちゃんにガキ扱いされたリヒターは、自身のことを「おっさん」と呼んでいました。
こちらも「おっさん」を受け入れているかと思いきや、ラヴィーネに「おっさん」と呼ばれたことに対しては、ちょっと傷付いていました。
しかも結構長めに引きずっていましたね(笑)
ヴィアベル
いい歳して船酔いを嫌がって駄々こねているヴィアベルは、シュタルクに「おっさん」と呼ばれていました。
ヴィアベルは衣服のデザイン的にも、年齢に抗っていそうに感じますが、以下の描写にも「おっさん」と呼ばれたくない意思が伝わってきます。
なんとなくザイン・リヒター・ヴィアベルは、「おっさん」に対する反応が似ていますね(笑)
おっさん三銃士と呼ぶことにしましょう。
南の勇者
初めて見る南の勇者の銅像に対して、シュタルクは「おっさん」と呼んでいました。
直接「おっさん」と呼ばれていないので、それに対する反応は分かりませんが、人類最強の南の勇者のことなので、達観していて気にしなさそうなイメージがあります。
「おっさん」と呼ばれることに傷付いても、それはそれでカワイイですが(笑)
その他
「おっさん」とは若干違いますが、ヒンメルの銅像を作成した職人さんが、フリーレンに「おじさん」と呼ばれていました。
まとめ
本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に繰り返し登場する、「おっさん」と呼ばれる人々を紹介しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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