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【葬送のフリーレン】用語の意味・定義などについて

漫画「葬送のフリーレン」では、「魔法」や「エルフ」など、ファンタジーでよく登場する用語が、セリフなどで使われますが、意味や定義などを深く説明されることはあまり無いです。

ただ1月12日に発売された「葬送のフリーレン 公式ファンブック」にて、用語についての説明が幾つか書かれていました。

本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する用語について、「葬送のフリーレン 公式ファンブック」の記述を元に、意味や定義などを整理したいと思います。


漫画「葬送のフリーレン」の単行本全12巻117話までの記述内容を含むので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。



聖杖の証

フリーレンが所持している「聖杖の証」について、ファンブックに以下の記述がありました。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」22ページより

「大魔法使い」の定義が曖昧なので何とも言えないのですが、「聖杖の証」は所有者が「大魔法使い」だとわかる証明書のようなものらしいです。

確かに本編の中にも、以下のような描写があるので、上記の意味が示唆されていました。

フリーレンは聖杖の証を持っている
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第45話より
フリーレンが大魔法使いだと気付くゲナウ
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第45話より

いつの時代に作られたものなのか、誰が作ったものなのかは、現時点でも不明で、もしかしたら明かされないまま終わるかもしれません。


勇者

葬送のフリーレンでは、ヒンメルのように、職業として「勇者」と呼ばれる人達が登場しますが、ファンブックに以下の記述がありました。

勇者
魔王を倒すべく立ち上がった、正義感と勇気に溢れた人々。人類の希望的な存在。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」140ページより

個人的には、以下記事にあるように、「魔王討伐のために国王に任命された人の職業」かな、と思っていましたが、ファンブックの記述はもっと曖昧な感じでした。

これだと勝手に名乗ることができる感じですね。

ただ勇者ヒンメルも南の勇者も、上記の記述にピッタリの人物ですね。


エルフの寿命

フリーレンなどのエルフの寿命について、ファンブックに以下の記述がありました。

寿命
不老のまま、永遠に等しく生きる。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」143ページより

寿命の具体的な年数は記述されていませんでした。

この記述で少し疑問に思ったのは、エルフ同士の体格の差です。

例えばフリーレンやゼーリエは身長が低いですが、クラフトは結構身長が高いです。

エルフの体格には個体差がある
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第24話より

ある程度の個体差があり、かつ不老であることを両立させるためには、生まれてから短い期間に、それぞれのエルフに特有の体格に育ち、そこからは不老の期間が続く、と解釈するのが自然かなと考えています。


ドワーフの生態

アイゼンなどのドワーフの生態について、ファンブックに以下の記述がありました。

生態
男性はがっしりとした体躯に立派な髭が特徴。人間に比べ力が強い。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」143ページより

なんとなく分かってはいましたが、やっぱり人間より力が強いんですね。

ドワーフの中でも特に力が強いと思われるアイゼンに、結構手加減なしに殴られても傷が残る程度だった、シュタルクの頑丈さって一体…

結構手加減なしにアイゼンがシュタルクを殴った
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第11話より


魔法

葬送のフリーレンの世界に登場する「魔法」について、ファンブックに以下の記述がありました。

魔法とは
魔力を術式で操る技術。原理を理解、応用することで新しい魔法を生み出し、魔法を自在に扱う者を魔法使いと呼ぶ。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」148ページより

漫画によって「魔法」の定義は様々だと思いますが、魔力を操る技術という、結構狭い定義のような気がします。

物を浮かせたりする魔法も、本質としては魔力を操っているという感じなんですね。

術式とは何かについては、現時点で不明です。


民間魔法

葬送のフリーレンの世界に登場する「民間魔法」について、ファンブックに以下の記述がありました。

民間魔法
民衆の間で長く伝わってきた魔法の総称。術式が複雑でないものも多く、便利なものから用途不明のものまでたくさんある。

山田鐘人・アベツカサ ・キャラメル・ママ 著「葬送のフリーレン 公式ファンブック」150ページより

上記の説明だと、「非戦闘用」などの目的ベースの定義というよりかは、魔法の起源ベースの定義みたいですね。

民衆とは逆の存在は、大陸魔法協会などの大きな魔法使いの組織、といったところでしょうか。

大陸魔法協会を含めた、大陸中の魔法使いがこぞって研究した「一般攻撃魔法」は、民間魔法ではないということですね。

一般攻撃魔法は民間魔法ではないと考えられる
原作:山田鐘人/作画:アベツカサ 漫画「葬送のフリーレン」第5話より


補足:公式ファンブックについて

本記事で参照した「葬送のフリーレン 公式ファンブック」のAmazonリンクは以下にあります。

内容は単行本12巻までのまとめで、個人的な感覚としては、95%くらいは既出の内容を整理したものですが、5%くらいは「そうなんだぁ」と思う内容がある感じなので、興味がある方はぜひ読んでみてください。


まとめ

本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する用語について、「葬送のフリーレン 公式ファンブック」の記述を元に、意味や定義などを整理しました。


長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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