【葬送のフリーレン】魔法について:魔法使いの相性①
漫画「葬送のフリーレン」では、様々な魔法を使う魔法使い達が登場し、自身の魔法技術と各々の魔法の特性を活かして、敵と対戦する描写が数多く登場します。
本記事では、漫画「葬送のフリーレン」に登場する魔法使いの、戦闘での相性について、作中での記述を元に考察していきたいと思います。
本記事の内容は単行本全12巻117話までを含みますので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
魔法使いの戦闘での相性について
本記事では、魔法使いの戦闘での相性について、主に以下の2つの観点の組み合わせで考察したいと思います。
・魔法使いの技術(魔法使い側)
・使用する魔法の性質(魔法側)
上記の魔法使い側のパラメーターと、魔法側のパラメーターの、複雑な組み合わせによって、魔法使い同士の相性が決まると考えています。
魔法使いの技術
魔法使いの技術というと、定義が難しいですが、本記事では、魔法使いと名乗る上で基本的な技術を指すこととします。
以下が具体例です。(他にもあるかもしれません)
・魔力をコントロールする力
・魔力を打ち出す力の強さ
・魔力探知能力
・魔法解析能力
・魔法をイメージする能力
使用する魔法の性質
使用する魔法の性質について、正直色々な観点がありすぎてまとまりませんが、例えば以下のものが具体例です。
・属性
・射程範囲
・発動速度
・発動条件
・魔力効率
相性が魔力差を超える
相性以前の大前提として、魔法使い同士の戦闘は、基本的には魔力量が物を言うと考えられます。
フランメやフリーレンも魔力量が魔法使いの強さだと言及していますし、魔族が進化の過程で魔力量にて優劣を決めていることからも、魔力量が重要だと分かります。
しかし、自身の魔法使いの技術や魔法の性質が、相手の弱点を突くものであれば、魔力量の差を超えて勝利することも可能です。
以下では、そのような相性の具体例を紹介したいと思います。
相性の具体例
魔法の属性の相性(リヒター vs. カンネ)
まずイメージしやすいのは、魔法の属性の相性です。
魔法側×魔法側の相性の話ですね。
相性についての直接の言及はありませんが、以下ではリヒターとカンネとの戦闘描写を具体例に挙げます。
リヒターは「大地を操る魔法」を使い、カンネは「水を操る魔法」を使いますが、なんとなく土は水に弱そうなので、魔法の属性としての相性はありそうです。
実際にカンネが「水を操る魔法」を使った際に、リヒターは自身の得意な「大地を操る魔法」で防御せず、わざわざ普通の防御魔法で防ごうとした描写があり、これは属性としての相性の悪さを、リヒターが事前に自覚していたからだと解釈できます。
魔力制限と魔力探知(ラント vs. シャルフ)
次に紹介するのは、魔力制限と魔力探知の相性です。
魔法使い側×魔法使い側の相性の話ですね。
正直相性と表現して良いのか分かりませんが、要するに魔力制限と魔力探知の技術習熟度の差によって、戦闘が決着することです。
具体例としては、ラントとシャルフの戦闘が挙げられます。
無数の花弁を操って防御魔法を掻い潜るのが得意なシャルフにとって、防御魔法以外の守り方を持っていない(と思われる)ラントは、魔法という意味では相性は悪いです。
ただ、シャルフの魔力探知の甘さを突くことができる、ラントの魔力制御能力は、魔法使いの技術という意味では相性は良かったと考えられます。
実際の戦闘では、ラントの分身魔法による不意打ちの要素もありますが、相性という意味では、魔力制御と魔力探知の技術習熟度の差が決定打となりました。
霧を操る魔法(フェルン vs. 霧を操る魔族)
最後に紹介するのは、魔法使いの技術を無効化する例です。
魔法側×魔法使い側の相性の話ですね。
フェルンは使用する魔法に特徴があるわけではなく、魔法使いの技術、特に魔力制御能力や魔力探知能力が優れており、それらを活かした潜伏からの攻撃が得意です。
ただ、霧を操る魔族の使用する魔力の霧は、魔力探知を阻害し、更にはフェルンの魔力隠匿をも探知するので、フェルンとは相性が最悪の魔法となります。
上記のように、魔法の性質が魔法使いの技術と相性が悪かったり、その逆の場合もあるので、相性の組み合わせは数えきれないほどになります。
プチまとめ
魔法使いの相性を考える上で、以下の2つの観点の組み合わせで考察する。
・魔法使いの技術(魔法使い側)
・使用する魔法の性質(魔法側)
相性の基本的なパターンは、以下の3つで、実際の戦闘はそれらの組み合わせによって、相性が決まる。
・魔法側×魔法側
・魔法使い側×魔法使い側
・魔法側×魔法使い側
長くなりましたので、他の具体例などについては、以下記事にてまとめました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?