【アニメ感想】デキる猫は今日も憂鬱:単純に諭吉が欲しい!
本記事では、アニメの内容に少し触れるため、ネタバレが気になる方は読むのを止めてください。
アニメの細かいところはどうでもいい。
率直な感想は、単純に諭吉みたいな猫が欲しい!です。
アニメ『デキる猫は今日も憂鬱』は、主な登場人物は2人です。
1人は、仕事はできるが生活能力が壊滅的な会社員・福澤幸来(フクザワ サキ)。
もう1人(匹)は、その会社員に飼われてはいるが、ダメな飼い主の代わりに、身の回りの世話を完璧にこなす、デキる猫・諭吉(ユキチ)。
猫が人のように生活するのは、一旦設定だとして受け入れてもらって、その猫があまりにも万能すぎる!!
諭吉は料理・掃除・洗濯はもちろんのこと、近所のスーパーでの買い物や、ごみの分別とごみ出しなど、家での生活に関するあらゆることができると言っても過言ではありません。
さらに飼い主の幸来は、平日の朝は会社に行きたくないと駄々をこねるため、諭吉が朝ごはんの用意やヘアセットなど、幸来を会社に行かせるためのお膳立てをしてくれます。
明らかに非現実な設定ですが、猫がそんなことをしてくれるというギャップに、ベタに笑ってしまいます。
幸来の会社の人は、彼女が弁当を持参したり、身なりが整っている様子を見て、彼女を完璧な人だと思い込んでいますが、実際はそうではないので、その勘違いが面白いです。
幸来のダメダメっぷりは、たぶん作品初見の人にとっては想像以上だと思います。
ただ個人的には幸来に共感する所も多いので、余計に諭吉みたいな猫が居てくれたら、家に帰るのが楽しいだろうなあと感じます。
ここで少し幸来のフォローをしますが、彼女は単にダメだという訳ではなく、徹底的に自分のことに関して無関心なのです。
会社や近所の人など、他人の助けとなることは出来るだけ行い、まるで私生活の姿とは別人のようです。
その他人を助ける心があるが故に、雪降る中で震えていた子猫の頃の諭吉を救い、立派に育てることが出来ました。
その助けられた恩に報いるため、そして幸来のダメな部分を放っておけないために、諭吉は彼女の身の回りのことを手助けしているのです。
ちょっとイビツな関係ではありますが、互いに補完しあっているから良い関係を築けているのであって、決して諭吉だけが与えているわけではない所が、愛すべきポイントなのかなと思います。
(客観的に見ると、幸来が1割、諭吉が9割与えている関係に見えますが…)
その2人の周りにいる人達も、優しい人ばかりなので、自分としてはストレス無く見ることができ、ほっこりした気分で完走しました。
最後に、ちゃぶ台を返すようですが、上記のような難しいことを考えずに、気軽に見て楽しめるアニメだと思いますので、ふと思い出したら見返すのも良いと思います。
長くなりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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