お試し「ちょっといきなり本読み!」終了!
いやはやすごかったです。
昨日、お試し企画として「ちょっといきなり本読み!」を開催してまいりました。
事前情報はこちら→
場所は、都内のとあるBAR。
BARで本読みをするというのも、かなり面白かったです。
集まった5名の俳優さんや一般の方が、横並びにカウンター席に座り、
開始時間になりまして、みんなで台本を開きます。
もちろん、参加者の皆さんは、台本の内容どころかタイトルさえも知りません。
でも、やるんです!笑
慎重に読む人、一気にキャラクターを見つけて、突撃するように演じる人、
かなりレパートリーに富んだ参加者さんでした。
そこに岩井が、「初見なのに!」というツッコミを無視するレベルのオーダーを出していきます。
無理を承知でやらせていただいております。
それでも、オーダーに応えようと気合いで演じる参加者さん。
うまくいってもうまくいかなくても、爆笑です!
この企画のいいところは、まさにここです。
同じ「本読み」でも、「本番」が予定されているものと、
今回のような「本番」が予定されていないものでは、だいぶ雰囲気が違って、どれだけ間違えても、どれだけキャラクターがおかしくても、
全部を「楽しさ」に変えられてしまいます。
「いきなり本読み!」マジックでした。
でも、それも全て、参加者さんの頑張りがあってこそ。
最初は慎重に「読む」ということに集中して、
少し固くなっていた参加者さんの大人しそうな小柄な女性も、
岩井のしつこいオーダーに気合いで応えているうちに、
気づいたら「熱演」を超えて、
「うぉぉぉぁぁああああ!」などと、咆哮を放っていたりしました。
これまた爆笑。
昼の回、夜の回共に、物語が進むにつれて、
参加者さんの集中力が爆上がり!
見事に台本をラストまで読み終えると、
お互いに拍手喝采。もちろん笑いながら。
参加者さんみんなが口を揃えて言っていたのが、
「他の方が演じたキャラクターが、めちゃくちゃ参考になった」
ということ。
つまり、自分が担当したキャラクターを読みながら作っていくだけじゃなく、同じキャラクターを演じる他の人のアプローチから、
そのキャラクターのを受け取って、膨らましていたとのこと。
それをまた別の参加者さんが受け取って、膨らます。
という、キャラクターのバトンタッチのようなことが起きていました。
だから「おじいさん」とかが、参加者さんを経由するごとに、
「凄まじいおじいさん」になっていったりするんですね。
この現象もめちゃくちゃ面白かった。
だからこそ、物語終盤には、全員がストーリーと、全てのキャラクターを深く理解している状態になっていたのだと、改めて気づきました。
最初にも書きましたが、参加者さんはみんな、この台本を全く知らない状態でスタートしています。
でも、物語が進むのと並行しながら、
ただでさえ初めて読むんだから、脳内大忙しなのに、
「ここでこう来るんかい!?」
「そんなオーダーを出されるのか!!」
と「キャラクターを背負いつつ、ストーリーに対応していく」
という離れ業を全力でやっている(やらされている)うちに、
ものすごい適応力を発揮していくのです。
いやはやみんなすごかった。そして超面白かった!
夜の回は、台本の物語が終わった頃には、
しっかり日も暮れていて、みんなで共有していたストーリーが過ぎ去ると、
そこはただのバーカウンターなのでした。
ということで、そこからはみんなお茶を飲んだり、
参加者の方が頼んでくれたピザを食べたりしながら、
ストーリーやお互いのアプローチを振り返るおしゃべりをして過ごしました。
なんだこの集まり!すごい面白いぞ!
参加した方々には、
「やっぱり演じるってめちゃくちゃ面白い!」
「こんなに緊張しないで、ただただ面白かったのは初めて」
といった、ありがたすぎる感想をいっぱいいただいたのでした。
俳優さんって、意外と楽しい時間が少ないですからね。
こういう、
「無責任に思いついたことをどんどんやってみる!」
ということを、全肯定していくような場があるのは、いいことだよなあと思ったのでした。
ということで、この「ちょっといきなり本読み!」も、
今後も継続的にやっていきます。
またお知らせいたします!
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