もしトラが駄目な理由

 元側近のロシア担当上級部長を務めたフィオナ・ヒル氏が、記者とのインタビュアーで、『トランプが「ウクライナ、そしてもちろんクリミアも、ロシアの一部でなければならないと考えていることを非常に明確に示していた』と発言していたとある。トランプは2月の発言で、「一部割譲した上での終戦案を出している。恐らく飲まなければ、現在も止めている援助資金停止を発動するだろう。NATOとの関係で、『ロシアにやりたいようにやるよう勧める』と発言しているように、2016年のクリントンとの大統領選のロシア介入を煽る発言を繰り返している。

「米国第一」を吹聴しているが、自己中の最たる人間、標榜する米国民主主義とも全く相いれない根性の人間である。「もしトラ」は、ウ政府の敗北を促すことになり、ロシア勝利は中国にフリーハンドを与えることになり、増々、台湾周辺の安全保障を脅かすことになる。ロシア、中国、北朝鮮の準同盟関係に自信を与える事態になる。


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