都民は共産党が嫌い・若者は野党が嫌い

 小池氏の勝利はこれに尽きると考える。立憲からは、「共産党との連携で無党派層が離れた・一体に見られた」と戦略批判が噴出しているという。所謂、「立憲共産党」代表の蓮舫候補という位置づけが都民に浸透してしまった。小池書記局長は『何の根拠もない。非常にレベルの低い発言で、看過しがたい』と反論しているが、都知事選での結果はそうなっている。国政選挙と都知事選とでは、選挙自体が全く違う内容のものだということが今回でもはっきりしたことは事実だ。雰囲気に酔った者同士が票になったということだろう。
掲げた8年間の政策を検証することをせず、石丸候補は何ひとつ政策を語らなかった、「なんちゃってビジョン」だけだ。蓮舫氏は「批判しまくり、ビジョン語り過ぎ」が禍したのだろう。裏金事件から自民党批判に終始してきた半年以上に若者は相当ウンザリしてしまっていた。
石丸候補は、これらの問題を初めから五玉を撥ねるように話題にしなかったことが、若者に話が乗りやすい印象を与えたのだろう。疲れているところにヘビメタは勘弁してくれという具合だ。


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