徴兵逃れほう助の医師ら逮捕

 兵員不足に陥っている状況を打開する一つに、抗戦当初から国外に違法脱出を請け負う犯罪グループの摘発に注力してきた。昨年の8月には、大掛かりな軍部の汚職摘発を断行している。しかし、誰もが知っている犯罪集団が後を絶たないのが現実らしい。
その背景には、国外に出る本人の切羽詰まった心的圧力に耐えきれない事情がある。今年の法改正で、徴兵逃れは5年以下の懲役、脱走兵には12年以下の懲役が科されるようだ。今回の集団的幇助の医師らは、医師免許を剥奪され、収賄罪で禁錮10年の可能性があるという。
国外退去している約80万人の男性を巡る政府の処置からも判るように、政府は戦争を継続しなければならない、その為には個人の権利を封印するしかない。2年以上継続している現在でも、国民の60%以上が政府の領土奪還に向けた戦闘を支持している。女性の志願兵も増えているという。


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