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デッドライン@千葉雅也 読了

今年の始め、NHK夜ドラ「ここは今から倫理です。」のタイトル『倫理』になぜか惹かれ(この時点では主演の山田祐貴君すら知らなかった)見始めた。で、倫理考証を担当していた神戸さんのTwitterを探っていたところ、哲学を学びたい人にオススメしていたのが、千葉雅也さんの書物だった。

哲学者が書いた小説。芥川賞の候補にもなってた。

芥川賞作品って読みにくいから(個人的見解)なんとなく遠ざけてしまっていたんだけど、せっかくの出逢いだし読んでみた。

―哲学はようするに極論なんだ。

あ、そうなのか。それなら合点がいく。

主人公の名前は最後まで○○と表記されているところが、これはもしや本人?の話なのか?

繊細さを内包しなから漂う感じが、心地よい不安定な不思議ワールド。でも浮わついてるわけじゃない。

女性と同一化して自分が自分にする、、、自分。いろんな愛の世界があるんだろうな。哲学思想の世界。

著者の哲学入門的な書籍も読んでみたけど、途中で断念。ホントに深い。深く深く思考しないとついていけない。ってことは、いかに普段が薄い狭い軽いで成り立っているのかがよーくわかる。

新刊も出ているようなので、また読んでみよう。

頭を鍛えなければ本読みはできないね。

頭を。思考を。

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