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まにぼうvol.001 緊急地震速報のメカニズム

宮﨑「全国に約1,700か所ある地震計が揺れを観測したら、電気信号が気象庁に届き、揺れの大きさを予測し速報を出す仕組みになっているんだ」

三浦「地震の揺れは「地震波」とよばれる波になって地面を伝わるのだけど、この地震波にはP波とS波と呼ばれる二種類があって、P波で予測しS波の前に危険を知らせることが可能になっているわけですよね」

宮﨑「そう、P波が秒速約7㎞、S波が秒速約4㎞。この地震波の伝わる速度の差を利用しているんだ。でも、地震波の方が先に来たら間に合わないことになる」

三浦「いわゆる直下型地震と呼ばれる足元で起こる地震の場合ですね。地震の揺れの中心となる震源地に、全国に設置されている地震計より近くに住んでいる場合など、原理的に地震波が到達する前に緊急地震速報が届かない場合もあるということですね」

宮﨑「届いたとしても、激しい揺れまでの時間は、同時か数秒前というのが直下型地震の特徴だから、発生前にアラート音が間に合ったら、速やかに命を守る行動をとってほしい」

三浦「家具などの転倒物対策や家屋の耐震といった予防防災の備えをしておかないと、とても太刀打ちはできませんね」

▷気象庁HP(緊急地震速報のしくみ)

宮﨑「ところで、緊急地震速報のアラート音って覚えてる?」

三浦「チャランチャラン!チャランチャラン!緊急地震速報です!というやつですね」

宮﨑「NHKバージョンだね。テレビやラジオの場合はそれだね。あとスマートホンはどうだった?」

三浦「ヴーヴーヴーっていう振動音みたいでした、たしかにテレビと違いますね」

宮﨑「携帯電話やスマートホンには、緊急速報メール機能がついているから、設定を確認しておくといいね。最近はデフォルトみたいだけど」

三浦「そういえば、以前ヴーヴーヴーじゃなかった時があったような」

宮﨑「緊急地震速報とは別で、災害・避難情報の場合はチロリロリ~ンだね。避難勧告とか、某国からの攻撃とか」

三浦「ミサイルってことですか・・・」

 ▷緊急地震速報NHK
 ▷緊急地震速報スマートホン
 ▷災害・避難情報



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東日本大震災から10年となる今、私たち若者が自らの大切なものを守るための「備え」と「行動」を身につけることを目的とした「若者の災害対応力向上キャンペーン」です!
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事務局  宮﨑 猛志
地域密着型災害救援家
北海道南西沖地震以降の国内、国外の災害現場において救援・復旧・復興活動を行うNPO法人国際ボランティア学生協会理事。
昨年度までに、33都道府県86市区町村、計233回の活動を行い、延べ11,120人の若い力で被災地での家屋の片づけや泥の撤去、避難所支援などを実施。
平時には、地域防災や危機対応に関する講演やワークショップの運営、応急救命講習の普及に努めている。
国士舘大学防災・救急救助総合研究所非常勤研究員、世田谷区防災会議専門部会員、ちよだボランティアセンター運営委員、せたがや防災NPOアクション代表、IVUSA危機対応研究所所長、その他災害VC運営委員、災害NPOネットワークメンバー等

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