アニメ・ゲーム系の展覧会について(ニジガク展に行ってきた。)
昨日、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の展示会(以下、『ニジガク展』)に行ってきた。アニメイト池袋店の上層階ワンフロアを全部使っての展示だったので割と充実していた。
内容としては、
今では入手することの難しい公式グッズ
漫画や公式絵を巨大にしての展示(フォトスポット等)
新規撮りおろしアナウンス
物販
が挙げられると思う。
伝統的な展覧会では通常過去に作られた一品ものの展示を主軸とするのだが、ニジガク展では過去のグッズ(一品ものではない)や新規に作った展示が中心となっていた。
この傾向は、私の行ったアニメ・ゲーム系の他の展示会でも似通っていた。とはいえ、そもそもがグッズやストリーミングで多くの人に届けるのがアニメ系の収益構造である。一品ものを展示して、そのレア度で客を集める展覧会とは反対方向のビジネスモデルだ。アニメ系においては単に過去のものを並べるだけでは、思い出に浸る効果、これはコアファン向けの効果だ、を作り出すに過ぎない。
となると、わざわざ現地に行ってもらうレア感が必要になる。それが、物販であり、新規ボイス・新規絵展示であり、作品によっては原画だったり舞台の道具だったりという一品ものを展示することになる。そういうことを通して、「その場限り」の空間を演出することになるのだろう。
なお、アニメ系展覧会も伝統的な展覧会も正規の入場料がほぼ同じなのにはびびった。需要と供給の問題だろうし、後援者の有無の問題だろうけどなんかモヤモヤする。
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