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大阪梅田から東京日本橋まで自転車で行ってみた。

はじめに

そもそもなぜこんなことをしようってなったのか経緯はわからない。ただ大阪東京サイクリングというLINEグループがあり、「いつ行く?」と送ったところ「来週行くか」との反応。僕は大阪から彦根まで自転車で行ったことや、1週間のうちに2回琵琶湖を一周したこと、しまなみや淡路島も走ったことがあるので正直楽勝かなって思ってた。それでもプラン的には1日平均170kmくらい漕ぐことになる。毎度のことかるーく計画して、現場で地獄を見るいつものパターンに今回もなった。
なぜ自転車で行くのか、もちろん交通費を抑えて東京に行くためである。そのため宿泊にかかる料金を新幹線代よりも安くするという縛りの下、旅が始まった。

簡易的な旅のしおり

1日目 早朝から名古屋を目指し出発

1号線スタートの地、梅田

吹田にある友達の家で一泊させてもらい、早朝からスタート地点の梅田へ。ルートは細かく決めず、一号線をひたすら東へ。淀川の河川敷をダラダラと京都方面へ。朝焼けが美しい。
5:00梅田→枚方→宇治→10:23滋賀県甲賀
まずは滋賀県の甲賀市、信楽ぽんぽこがお出迎え。5時間かけて滋賀県に突入、順調なんじゃないか?

ひたすら坂道の甲賀市
坂を下れば伊賀市

甲賀市から三重県の伊賀へ忍者ゾーンやね
ほっそい道をひたすらと。道中ひたすら渋滞してる坂道があって、自転車が走るスペースなかったので車のペースに頑張って食らいつくゾーンがありました。友達は後ろから来たバスに急かされてだいぶやられてた。あれはきついって😰
きつい山ゾーンを抜けると、三重の市街地へ。
鈴鹿→四日市→桑名→弥富→名古屋
夜9時くらいやったかな。初日は200km駅近くのホテルでお風呂に入り1日目は終了。
ホテル代3人で7616円、1人2538円!
これにクーポン2000円付いてくるから実質500円!
旅行支援さいこ!

愛知に突入。1日でここまで来れるんだ。

2日目 寝坊と浜名湖

そりゃあ200kmの反動がすぐに消えるかといえば消えないのが普通。名古屋から今日の目標は静岡県の菊川市のホテル!150kmくらいか?
9:30名古屋→岡崎→浜松
愛知が長すぎて自分はだいぶ心が折れてた。
誰かがパンクしたら諦めて帰る、そんなモチベでひたすらペダルを踏んでいた。
その矢先、友達のチャリがパンク🚵‍♀️
帰れってことか...自分は必死に最寄りの駅を探した。しかし友達が帰してくれない。ひとまず浜名湖まで行ってみよう!と言われ、浜松なら新幹線通ってるか、とか思いながらチャリを漕いでいると、全然いけるやんとどこかに秘めていたのかギアが上がり、ぐんぐん飛ばせるように。真っ暗な中静岡の山を駆け巡りついにホテルへ。ホテル前のすき家でめっちゃ食べた!やっぱ150km漕いだあとのすき家は格別だなぁ。幸せを噛み締めながら、明日も150km、、、って考えると先は長いなあ。

夕日が沈む浜名湖をバックに
丼×2 すき家じゃなかったらごめん。

今夜のホテルは7320円、1人2440円。
3人分のベッド、コインランドリーもある、朝食もある!最高のハイコスパ宿でした。この日もクーポンをもらい実質440円。
よっしゃ交通費浮いてる!

田舎の神ホテル

3日目 離脱と裏切り

今日は菊川市からスタート。箱根が最難関の場所とネットでも言われていたので、宿をどうするか相談しながらチャリを漕いだ。
天気は快晴。富士山がめっちゃ綺麗に見え、最高のサイクリング日和。

富士山でっけえ

歩道も広く、まっすぐでサクサクと島田市→静岡市→三島市へ
さてここから箱根峠。噂には聞いていたが序盤から激坂、しかも箱根を登る頃には時間は夕方に。あたりは真っ暗、街灯も必要最低限。ここで自分は心が折れてしまい、1人歩いて箱根を越えることに。ここからが非常に長く、登れど登れど上り坂。しかもナビを見てもどこを行けばいいのかわからないほど真っ暗。正直泣きかけたけど、自分のように1人で箱根を越えている若者を見つけた。これはもう全然知らない人やけど、一緒に登ってもらわないと抜けれない気がしたので声をかけた。彼はマップに課金してたらしく、これを抜ける裏道があるとのアドバイス。不安になるくらい真っ暗な道を2人で怯えながら進むとついに小田原へと続く下り坂へ。まじでこの人おらんかったら箱根野宿やったやん😭と、野宿回避の感謝の気持ちとしてソイジョイを渡してはぐれた。

箱根峠、最高点と思いきや再び下って登る
ともに箱根を越えし者

友達に電話すると小田原の宿をとり、もう宿にいるとのこと。
自分はこの箱根を越えた達成感からか、今なら無限に漕げそう、というアドレナリンが出まくっていた。もう何も考えず看板を見ながら道路を駆け抜ける。その日は朝4時まで漕ぎ続け横浜へ。流石に寝ないと怖かったので横浜の快活クラブで仮眠をとる。横浜の快活なんかめっちゃ値段高かったのを覚えている。確か2500円くらいやったかな😅

夜明けと横浜

4日目 ついに東京へ

仮眠をとり、料金が変わる前に出発。東京までは2ケタキロ。今までと比べたらイージーだ!
ゆっくりと東京の空気を味わいながら日本橋へ向かう。友達と連絡をとったところ、なんと一晩で50kmの差がついていた。東京で会おうと言い残しマクドで休憩を挟む。
まずは東京の大田区に。次に蒲田。いとこが住んでるっていってたな。東京ってイメージでは人がいっぱいでごちゃごちゃしてるイメージがあったんだけど、結構過ごしやすそうやった。

東京に足を踏み入れる。

港区あたりを通過、都会の雰囲気になってきた!なんかここから地味に坂道が多くじわりじわりと足にダメージが。
ついに日本橋に到着!ぱしゃっと写真を撮って、東京駅で友達が来るのを待つ。
その間、東京国際フォーラムの観光へ。どういう建物かようわかんなかった。けど、自分こんだけ漕いで、まだ観光する余裕あるのかと我ながらポテンシャルを感じた。
ついに友達と合流。疲れを労い、東京駅前のベンチで横になる。ここで警備員からの注意を受け、東京の厳しさを知る。さらに駅前で記念写真を撮っているとさらに追加で警告。自転車を持ち上げないで下さい!警備員の目がさらに厳しく、どこにいても監視されている。
東京なんかやだってなって、着いてすぐに自転車を新幹線に乗せて帰りました。
これが東京の洗礼ですか。
ひとまず完走したよっていう報告でした。
ぜひ参考にしてみてね。

東京駅集合、チャリで

その時の動画です。

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