見出し画像

UIデザイン研修 #004 レター

担当:岩永

今回選んだアプリは『レター』。日々成長する子どもの姿を写真に撮り、それをカレンダーにして、離れて暮らす両親や親族に送りたい。そんな願いを叶えてくれるのがこのアプリだ。その名前の通り、手紙のように子どもの成長をタイムリーに届けられるという、なんとも心温まるアプリである。

私が着目したのは、このアプリのデザインに、「ユーザーが実物をイメージしやすいように」と考え抜かれた工夫がそこらじゅうに見受けられるということだ。

例えば、カレンダーの写真を選ぶ前と選んだ後の画面は、背景が実際のテーブルの様になっており、カレンダーが実際に置かれている光景をイメージしやすいようになっている。ユーザーは実際の光景をイメージしながら写真を選んだり、カレンダーの色を選ぶことができる。とても珍しいと思った。

また、これも驚いたのだが、インフォメーションボタンを押すと、カレンダーの寸法が表示される様になっているのだが、こちらも実際のサイズをイメージしやすい様な工夫がなされている。数字だけではなく、実際にカレンダーを持っている人の手を映しているのだ。このことで、手に持った時のサイズ感までイメージすることができる。

一方で、贈り先を入力する画面は少し違和感がある。単にテキストエリアを並べるのではなく、実際の手紙の宛先面の様な表示にしているのは、イメージのしやすさを考えていて良いと思った。

しかし、個人的にはボタンの場所や大きさがしっくりこなかった。私なら、例えば、贈り先入力ボタンの前に、「 To : 」という文字を表示させることで、印字される場所をより明確にしたり、メッセージの入力ボタンを1行目に配置したりすると思う。

岩永 直子
Webデザイナーを目指して2017年10月に専門学校へ入学し、今も在学中です。


-----

以下、フィードバックです。(小玉)

・画面下部にSTEPごとのナビゲーション、画面右端に各画面での操作用ボタンがあることについての考察は?
・すべてフラットなデザインの中でもタップできる箇所が明示できている理由は何かないだろうか?
・どんな時にユーザーが使っていそうか、そのシーンを踏まえてのUIが何か見えてこないか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?