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よっぴー、それは違う。--- 河野太郎氏のブロックについて

このところテレワークなもんで日中はラジオを流しながら仕事をしていることが多いです。中でもニッポン放送の「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」は割と頻繁に聴いているのですが、この番組、この4ヶ月あまり辛坊氏がヨットで太平洋往復のため留守となり、日替わりパーソナリティになっています。日替わりパーソナリティは各氏個性があって面白い回もあり、そうでない回もあるのですが、私にとって最大の収穫は、「よっぴー」こと、ニッポン放送吉田尚記アナウンサーという人物を知れたことです。恐らく「ズーム」の既存リスナー層とは全く合ってないキャラクターではありますが、その分辛坊氏のレギュラー時ではまず取り上げないような話題を提供してくれて、またひとつ別の視野が広がったような気がします。

その「よっぴー」、デジタル文化やネットワークテクノロジーの分野に強い方で、そっち方面の話題ではいつも隙の無い解説をされています。で、昨日の放送なんですが、河野太郎氏のツイッターブロック問題について、彼は「ブロックは相手に不快感をあたえてしまうので、相手に気付かせずにタイムラインに表示させないようにする、ミュート機能を使えばいいのではないか」と解説されていたわけですが、

よっぴーさん、それは違うよ。

僕がどうしてここ数日河野太郎ブロック問題を取り上げてるかというと、もっとみんな普通にブロックを使うべきだと思っているからです。

ツイッターのミュートとブロックの違いについてはこちらのサイトが詳しいのですが、大事なことは、ミュートの場合はリツイートやリプライ、DMができてしまう点です。つまり、河野氏を例に取れば、河野氏に悪意を抱く人がの河野氏のツイートに対して悪意のあるコメントを付けてリツイートすることはいくらでも可能です。最近良く見かける「ろばと老夫婦の風刺画」にもある通り、悪意を持っている人はどんなツイートでも引用して悪印象を与えることは可能なのです。ミュートではそれを防ぐことはできません。だからブロックを使うのです。

ロバ

ロバと老夫婦の風刺画

また、河野氏は政治家なのだから、自分が気に入らない意見にも耳を傾けるべきだという声もありますが、240万人近いフォロワーに対して、ブロックされてるのは何人いるのでしょう。百人ブロックしたところで、河野氏がツイッターから受け取る情報には全然影響ないはずです。ブロックされた方々は相手に何を言っても自分がブロックされると思っていないおめでたい人たちなんだと僕は思っています。もちろん中には誤解や発言の真意が汲み取られずにブロックされた方もおられるでしょうが、フォロワー240万人ですよ。ツイッターの発言一つ一つ吟味してたらキリがないありません。僕はそんなことに時間を使うなら、その分公務に使ってほしい。

そんなわけで、僕は河野氏のやり方が当然だと思っていますし、それが普通になってほしいと思っています。水谷選手も橋本選手もじゃんじゃんブロックしてほしい。金メダルを取って時の人になった以上、一定数の誹謗中傷コメントが出てくるのは仕方がありません。どれだけ偉い人が立派な声明を出したところで、それは変わらないでしょう。ipアドレスを特定して1人法的手段に訴えた所で、そんなやり方が続くわけがないのです。

本当はSNSを見ないのが一番なのですが、それができないのならば、ブロックして身を守るしかないはずです。ブロックされた側は最初は騒ぐかもしれませんが、相手はどうせすぐに飽きて次の攻撃目標に移るはずですのでほっとけばいいんです。

twitterで誹謗中傷を撲滅しようなんて、ゼロコロナを叫ぶのと一緒だと、僕は思います。

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