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冷静さを欠いた映画レビュー

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冷静さのかけらもない、感情にまかせた映画レビューをちょいちょい書いています。
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2020年10月の記事一覧

心がぽっと暖かく…なりません! --- 映画「星の子」レビュー ネタバレあり

以前書いた記事で、「このあと公開される芦田愛菜の「星の子」を始め、私に似たような印象を持たせる映画はたくさんありますが、私自身そのタイプの映画を特に映画館でわざわざ観ることはめったにありません。」と書いてしまったのですが、これはちょっと失礼な書き方だったのではないかと思い、反省の意味も込めて観てまいりました、「星の子」。 --- 例によってまずは公式サイトのあらすじを引用しますが… 大好きなお父さんとお母さんから愛情たっぷりに育てられたちひろだが、その両親は、病弱だった

小ネタ集 ーーー 映画 マロナ吹替版とTENET4DX版 レビューまとめ

ちょっとネガティブな感想なのですが、吐き出したいので小ネタとしてまとめました。 マロナの幻想的な物語り 吹替版 やっぱり字幕を追いながら観ると画面上の出来事をかなり見落としてしまうということが良くわかりました。特にこの作品は画面上に様々な遊びが散りばめられているので、隅々まで目が話せません。なので、字幕版と吹替版のどちらか一方を選ばなければならないとしたら、私は吹替版を選びます。吹替版は我らがのんちゃんがマロナ役ということで評判です。 私も半分以上彼女の吹替え目当てで映画

素振りおっかねぇ…。--- 映画「くも漫。」レビュー ネタバレあり

先日大変な視聴率を取って話題になった「半沢直樹」。あのドラマの中で代議士白井亜希子の秘書役を演じたアンジャッシュ児島の演技力が好評です。やはりコントをやる芸人さんは芝居が上手だなあと私もあらためて感心しました。 良い芝居ができる芸人さんといえばと、一人気になりつつもチェックしそびれていた人がいました。「脳みそ夫」です。以前彼が主演する映画を見て彼の演技を高く評価している方がいました。私は脳みそ夫の芸風は年末の「おもしろ荘」で見て知ってましたから、とても意外でした。彼の芸風は