【週刊恋愛サロン第147号3/3】きたる一億総ジョーカー社会をすり抜けるステルスな生き方を考える
こんにちは。オンクです。
つい先日Twitterでも話題になっていた『ジョーカー』という映画を観てきました。
バットマンの宿敵であるジョーカーがいかにして生まれたかを描いた話なのですが、これが犯罪を誘発する危険性があるとして話題になっています。
『ジョーカー』暴力を誘発すると米国で物議 ─ 2012年『ダークナイト ライジング』銃乱射事件の映画館では上映なし、被害者遺族とワーナーが声明を発表
個人的な感想としてはTwitterの前評判が高すぎたせいか思っていたほどおもしろくありませんでした(笑)。バットマンシリーズの前作『ダークナイト』は極悪非道の知能犯ジョーカーが正義の味方である地方検事デントをとことん追いつめて終いには悪人化させてしまうスリリングな展開だったのですが、今回のジョーカーはいわゆる下級国民が殺人鬼になるまでのストーリーを描いた作品です。
ストーリーとしてのおもしろさはさておき、これからの数年で起こる社会構造の変化によって数多くのジョーカーが生まれてるであろう世の中を的確に描いた作品であることはほぼ間違いありません。特にインセル("involuntary celibate"の略。不本意の禁欲主義者や非自発的独身者と訳し、セックス経験がなくその原因は相手や社会など自分の外にあると考える人たちのことを指す)が反乱を起こすまでの心理やロジックに関しては今の社会情勢に通ずるものがあります。そこで今回は、あくまでも恋愛市場の文脈でジョーカーを捉え、きたる一億総ジョーカー社会でいかにうまくすり抜けて生きていけばよいのか考えてみたいと思います。今週もよろしくお願いします。
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