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鳴り始めたら、押し寄せる感情。

無駄の中の意味を 知らず知らず見つけてた
肩がぶつかっても 二度と会わない人ばかりだから

「もしもあの時」とか 今さら怖いのは
自分で思ってる以上に 素晴らしい今日なんだって

ああ、あなたの歓びを 同じように歓べたなら
それ以上楽しいことはないよ

SUPER BEAVERを認識して、完全に掴まれてしまったきっかけとなった曲のひとつ。「何て曲を作ってくれてんのよ!」というのが、正直な最初の感想。「それまでの人生で見聴きした音楽は何だったんだろう」とか、「音楽じゃなかったんじゃないか」などと愚かな考えに及ぶほど、彼らの曲に出会ったことが、音楽において私の人生のゴールのひとつだと思えた。

人は、いいことと悪いことを、おそらく同じくらいかずつ受け続けて生きていって、いいことが続くとそれに慣れていってしまうし、悪いことが起きれば、当然に何でなんだと嘆く。何かを叶えたり、諦めたりして、今の人生をそれなりに満足したり、受け止めて進み続けるんだれど、それを繰り返すと心は摩耗して、当たり前に大切なことを忘れていく。SUPER BEAVERはその全てを忘れないし、いいことも悪いことも、ひっくるめて感謝することの大切さを、常に歌っている。

信じて突き進むことを体現している。だからこそ、彼らは輝いて見えるし、自分の人生を任せてしまいたいとすら思う。思わせる求心力がある。


ようこそ、SUPER BEAVERの隣へ。