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自分の機嫌を取るために知るべき「人間の3つのパーツ(構成要素)」

さいきん「自分のご機嫌を自分でとる」というような言葉を目にします。
これが出来るようになれば、人生の不安や苦痛がぐっと減るので、とても生きやすくなります。

ただ、言うは易し行うは難し。いつも自分が「ご機嫌」でいるのは案外むずかしいものです。

その「自分のご機嫌をとる」をやりやすくする指針をご紹介します。


人間を構成する3つのパーツを知る

古代のインド哲学などでは、人間は3つのパーツで構成されていると考えます。
その3つとは
・肉体
・感情
・思考

です。この3つのさらに上が「自分の意識」です。

これと同じように、ヨガ哲学の「馬車のたとえ」では以下のようにあらわしています。

・馬車 =肉体
・馬  =感情
・御者 =思考
・主人 =自分の意識

という対応です。

馬車にのった主人(=”私”)が「ご機嫌に」なるためには
馬車・馬・御者すべてに気を配る必要があります。

馬車(肉体)がボロボロだと、乗っていて苦痛ですのでケアやメンテナンス、適切なバージョンアップをする必要があります。

馬(感情)の世話が行き届かず、うまくコントロールできないと一向に進みません。自分の「感情」が暴れない方法はなにかを知り、実践する必要があります。

御者(思考)が適切な道を知らなければ、危険な道や遠回りな道をいかなければなりません。主人(自分)が道中、安全でご機嫌な旅をするには、御者が主人の目的をうけて適切なルート設定で馬車を動かす必要があります。

と、いうように、自分や自分の人生を構成する3つのパーツひとつひとつが、ちゃんと機能しているのか?と日頃からチェックしていると、自分のご機嫌をとりやすくなるのです。

やりがちな失敗パターン

逆に、自分で自分の機嫌がとれない人にありがちなパターンを列記します。

  • 食事や睡眠、身体ケアを気にかけない。肉体(=馬車)をケアしていない

  • 怒りや不安という感情にずっと呑み込まれていることに気づかない

  • 感情と思考を取り違えたり、間違えている。グルグルずっと悩んでいることを「思考」ととらえているが、それは「思考の偽物」であって、思考ではない。

  • 自分の意識が一番の「主人」であることに気づいていない

こういうことがあると、自分の機嫌を自分でうまくとれず、ストレスがたまり人生もスムーズに進めることができなくなります。

まとめ

機嫌をとる、というと感情や精神面だけでの問題に捉えられがちですが、思っている以上に肉体の状態などにも影響をうけます。

肉体(=馬車)がボロボロだと、馬も御者もスムーズに連動できなくなるからです。

なので、その人に合わせたそこそこに健康的な生活というのは重要なのです。

人によっては食事や睡眠、運動に関心がない方もいます。別にそれで人生問題ないよ、という方もいらっしゃいますが、問題がある方は、もうすこし生活習慣や肉体面に目を向けてみると気づきがあることでしょう。

「自分(=主人)」の幸せのためには、馬車も馬も御者も大事。すべてが自分にとってちょうど良い状態であることが、自分のご機嫌を上手くとるための最短経路であると思います。


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