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【Day18】仙人になりませんと書くわたし。

オシャレなレストランで「仙人になります」宣言をした私。
そんな私に、一人の友達がこう切り出します。

「まきちゃん、紙とペンを持ってる?」

『持ってるよ!(バッグをがさごそ。取り出すわたし)』

「じゃあ、私が今から言うことを手帳に書いて!」

「わたし〇〇〇〇←氏名は、仙人になりません」と。

え”?

そして、他の友達が笑いを堪えているのが見えます。
切り出してくれた友達は、真剣な眼差しでこちらを見ます。
言われるがままに書くわたし(素直なんですよね笑)

「仙人になりません」と書き終えると、
友達はこう言ってくれました。

「今からまきちゃんの好きなもの、一緒に考えていこう」って。

それから2時間、カフェで友達3人が一緒になって
私の好きなものを一緒に思い出してくれる作業をしてくれました。

好きなアーティスト・・・ラルクアンシエル、福山雅治、ゴスペラーズ
好きな漫画・・・『天使なんかじゃない』『花より男子』『スラムダンク』好きな作家・・・遠藤周作、宮本輝、東野圭吾 
好きなブランド・・・バーバリー、ハローキティー
好きな食べ物・・・〇〇のラスク、〇〇のパスタ、〇〇のカレー&ナン
         〇〇のシュークリーム
好きな場所・・・横浜、北海道、ウィーンの街並み、ドイツのお城

「29歳の私の手帳」より

こんな風に、過去の思い出と一緒に
私の好きなものを振り返ってくれて、手帳に書き書き。
男性の好みも一緒に考えてくれました。←

<理想の男性のタイプ>
身長こだわりなし、職業こだわりなし、年齢は同い年でなければいい
優しいひと、周囲の人に気遣える人、互いに尊重しあえる関係
ギャンブルをしない人、たばこを吸わない人、
私が気を遣いすぎず、自然体でいられる人

「29歳の私の手帳」より


寄り添ってくれた友達。それなのに「しんどい」


私は、このことがキッカケで、
友達と会うときも「楽しいふり」をし始めます。

しんどい、しんどすぎる。
逃げ出せない、苦しみ、謎のループ。

私は自分で自分の逃げ場を作れなくなってしまっていたのです。
人間が嫌いになっていたので、
自分から関わろうとする気力も体力もなく、
友達との時間も、その場しのぎでやり過ごそうと考えたのでした。

「その場しのぎでやり過ごす」


そうすると、私と関わってこようとする人はいない。
残念ながら、そう考えるようになったのでした。

友達の存在はありがたいって思ってるのに、
心の底から感じていることと、矛盾していて、
それでいて、私自身がうまく距離を取って付き合うこともできず、
お年頃の年齢になっているので「出会い」「結婚」といった
人間関係ディープなものが飛び込んできます。

今思うと、本当にありがたい存在って思うし、
友達との関係に見える「安心感」ってすごく特別です。

目の前のことをただ受け入れるか、見つめるかだけなのに
環境から影響を受け、
自分で思い込んでいく。
考えていることが、言葉になって、行動にでる。

過去の自分を冷静に見ても、
今の私も、苦しくなります。
なぜ、そこまでなってしまったのか・・・?

つづく

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