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聞かれた質問に答える技術

おはようございます。

木曜日の7時ですので、不動産の仕入営業にむけて「ビジネスヒントになるような記事」を書こうと思います。

わたしは、創業5年の不動産ベンチャー企業に勤めていたことがあり、土地の仕入業務はソコの社長から、直に学びました。

そのときによく、社長から「質問にこたえろ!」と怒鳴られたものです。

社長:「いくらなら、その土地を買えるんだ?」

わたし:「あのー…いまは、売主と交渉中で、日曜日には話ができます」

社長:「違う!売主と会う日は聞いていない!いくらなら、その土地を買えるんだ?」

わたし:「すみません。わかりません。」

あなたにも、似たようなやりとりはありませんか?

社長:「いつ、建築工事は終わるんだ?」

わたし:「現場でクレームが発生しており、いま対応しています。」

社長:「違う!工事が終わるのは”いつ”だ?」

こんな調子です。

おそらく、確認不足や準備不足がある”やましさ”から、相手の質問に対して、自分のあやまちを誤魔化す気持ちがあったのだと思っています。

怒られないような回答を、無意識にしてしまった。

これだと、社内の情報伝達にタイムロスが生じます。

また

質問者からすると、ほしい情報とは違う情報が入ってくるため、惑わされてしまいます。

とくに、わたしが勤めていたようなベンチャー企業では、社長の経営判断に誤りが生まれるし、スピーディな意思決定ができません。

命取りなのです。

こう考えると、ビジネスシーンにおいて、聞かれたことに答えるスキルは、とても重要だとわかりますね。

当時のわたしは、「なぜ、聞かれたことに答えられなかっただけで、こんなにも怒鳴られるんだろう?」と不満でした。

いまでは、聞かれた質問にこたえる技術は非常に重要だと認識しています。

ユーチューブで、堀江貴文さんが出演した回の『フランチャイズ版タイガーファンディング』をご存知でしょうか?

挑戦者が、フランチャイズ店舗の拡大をめざして、凄腕社長たちに自らの事業をプレゼンするんですが、”聞かれた質問にこたえる技術”がピカイチでした。

まさに、です。

聞かれたことに”だけ”こたえており、無駄な発言をしない。

くわえて、自分のビジネスの特徴を理解しており、売上金額や準備期間などの数字を認識している。

べつに、挑戦者自体にパワフルな印象はないのですが、質問に対して的確に答えられているだけで、「優秀だ」と判断されています。

これは、不動産の仕入営業においても同じで、「建築は、いつごろ終わるのか?」「いくらで売り出して、いくらの利益が生み出せそうなのか?」「今月は、何件の契約が見込めるのか?」などの、会社の経営に直結する数字は、常に頭に入れておき、聞かれたことに的確に答えらるようにしておくべきです。

ちなみに

会社の経営数字も把握しておくべきですが、細かな数字は、その都度おぼえているわけにもいきませんから、そんなときは数字を丸めてでも、ザックリ答えられるといいです。

【NG例】

社長:「今月の売り上げ目標は、いくらだ?」

社員:「(大体1,000万円だった気がするけど、自信がないや)すみません。把握しておりませんでした。」

社長:「なぜ覚えていない?!会議の話を聞いていなかったのか?」

【OK例】

社長:「今月の売り上げ目標は、いくらだ?」

社員:「大体1,000万円です。」

社長:「正確には、1,120万円だな。よろしく頼むな。」

みたいに、パッと答えられた方が印象がいいのです。


3月の繁忙期、不動産業界のみなさんは忙しいと思いますが、聞かれたことに答えられるように、準備を怠らないでいきましょう!

PS…

3月は、不動産業界は繁忙期と言われますが、わたしの不動産開発マガジンが好評で、多くの方に購読いただいております。

感謝です。(ありがとうございます。)

3月になり、結果を求める仕入営業のみなさまが増えているのだと実感しています。(わたし自身も負けるわけにはいけません。)

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なんとか結果を出して、鬼の3月を乗り切りましょうね!

では、また来週!

サポートをいただけると記事を書くモチベーションになります! ビジネスのヒントになる記事を、もっと書きますね(^_^)