2016年9月30日の日記


 午後より外出。歩きに歩いて遠くのブックオフまで。グリム童話の4巻と5巻がそれぞれ100円で売っていたので買う。

 昼はそばにいなりずしだった。いなりずしは4つ食べた。


 夜は鮭をムニエル風にしたものと大根、あぶらげ、さつまあげなどの煮物であった。最近どうも太ってきたように思うので、米はあまり多く食べないようにした。


 28歳の青年が自殺し、その母親がその光景を目撃した時の様子がustreamで配信されるという事件が起きた。青年は自らの半生についてことこまかに綴ったブログを遺書代わりに残していた。青年は高校を中退して以降ずっと引き篭もっていたようである。両親は離婚していて、2人いる兄の内1人は青年が小学生だった頃に自殺し、もう1人もニート経験があるとのことであった。青年は両親を、とりわけ母親を強く恨んでいたようで、同じ家に暮らしていてもろくに顔もあわせず、会話もしていなかったそうである。夜、母親が帰ってくる時刻になると外出し、街をぶらぶらとして疲れたら墓場で休んで朝方帰るという生活をしていたそうだが、これではまるっきり幽霊である。狭い世界のことについて書かれてはいるが、その狭い世界の中のことについては事細かに、できるだけ具体的に書こうとしている姿勢が見て取れた。自分が確かにこの世界に生きていたという証を残したかったのでああいう文章になったのだろう。批判されても非難されてもいいからとにかく自分のことを認識してもらいたいという気持ちがなければああいう文章にはならないと思う。私はあのブログを読んで非常に強い印象を受けた。


 ただust配信の、母親の嗚咽は非常に痛ましかった。私は非常にやるせなく、悲しい気持ちになってしまった。

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