雑文

暗闇?違うね。太陽を欠いた昼。窓を閉めてカーテンを引いた部屋。


 神経がくたびれてくると体言止めの文章しか書けなくなってくる。言葉そのものの中には人間はいない。言葉と言葉を繋ぐ何かの中にこそ人間はいる。

 感情を失った老人。あるいは…机に向かってペンを握って白紙に向かっている老人。そこでずっとそうしたまま、彼は一体何杯のコーヒーを飲んだのか。知る者は…。知る者は…ほんの2、3人しかいない。

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