2016年5月21日の日記


 まず昨日のこと。


 昨日は1日中家にいて本を読んでいたのだった。サドの残酷物語を読んだ。描かれる人物がまるで人形のようで、バルザックを思い出した。残酷な描写をすれば小説が退屈でなくなるなんてことはありえないということを再確認させてもらったような気がする。


 昨日は昼飯はうどん。夜はまぐろ納豆とろろ丼であった。

 夜、ネットを断ってパソコンをするが、小説は書けなかった。嵇康の山巨源への書簡を読んだが、実に味わい深い文章であった。その隠遁への憧れは、陶淵明の世界観と非常によく通じるものであるように思われた。


 「戦国大名と一揆」「労働貴族」なども読み進めた。


 今日は…何をしただろうか。午前に図書館に寄ってちょっと文選をめくり、それからランニングに行った。バーベキュー場は正方形のテントでいっぱいだったし、公園は家族連れでいっぱいだった。

 昼食はスパゲティだった。ナポリタン風のものと、たらこスパゲティの二品を食べた。その後昼寝をして、それから読書をする。「戦国~」「労働貴族」など読む。


 カオスな時代のことについて何か書きたいという気持ちが最近強くなってきている。六朝や応仁の乱の時代など。ばら戦争や30年戦争も悪くないかもしれない。

 応仁の乱はとにかく登場人物が多くてわかりにくい。乱の全体図を描くには、登場人物1人1人の列伝を作って、それぞれの立場から乱を描写する…という手法をとるしかないような気がする。

 乱の中心は一体誰なのだろう?大内氏を引き込んだ山名氏が乱を泥沼化させた張本人であると私は考えてきたが、両畠山氏の方が責任は大きいかもしれない、と「戦国~」を読んでちょっと思った。そもそもそこの争いが発端で、そこを主軸として話が動いていっているように思われるのである。しかしいずれにしてももっと研究をしなくてはならない。


 

 夜は八宝菜で、ご飯にかけて食べた。夜はパソコンをしたが、今日も小説は書けなかった。

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