2012年5月12日の日記


 国会図書館に行って「1Q84 BOOK3」を読んだが、なんと最後まで読み終えることができなかった。なんとなく頭がぼーっとしてて、うまく読み進めることができなかった。今週はずっと1Q84を読んでいたので、ちょっと村上春樹的世界観に食あたりしてしまった感がある。

 しかしまあ読み終えても読み終えなくてもどっちでもいい雰囲気が彼の小説にはあるので、続きはまたいずれ気のむいたときに読む、というのでも問題はあるまい。あの小説は青豆と天吾がであった瞬間、三島由紀夫的にいえば主題がぽんっと出てきた瞬間に終わりを迎えるだろう。そして、大事なのは結果よりもむしろ過程である。すでにあの物語の過程を私は十分楽しんだ。だから、ここまで読んでしまえばあとはむしろ私があの物語についてどんな印象を抱いたのか、ということの方が重要なのである、ということにしておこう。

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