2013年7月18日の日記


 今日…というより昨日は髪を切って、ランニングした。本はあまり読んでいない。全体的にローな気分の1日だった。


 日本の歴史を読んで、面白いことを知った。
江戸時代には大阪が経済の中心だったという有力な説があるらしい。
各地の物産が一旦大阪に集められ、それからまとめて江戸という一大物産消費地に集められていた、とのことだ。


 つまり、大阪から江戸への輸出の方が圧倒的に多かったのである。江戸の商人たちは大阪の商人たちに為替手形で代金を支払う。大阪の商人たちは両替商人たちにその手形を売る。両替商人たちは大名たちが大阪のコメ市場で米を売って得たお金の、江戸への送金を請け負う。そのために送金手形を江戸の大名に、商人たちから買った為替手形を江戸の両替商人へと送る。大名は送金手形を受け取り次第両替商人の下へ行き、現金を受け取る。現金が必要でないときは両替商人がそれを保管し、運用することができる。で、両替商人たちはさらにその為替手形を根拠に江戸の商人たちから金を取り立てることができる…もちろん江戸の商人たちは大阪から買い付けた物産を武士たちに売りつけるわけだが、その武士たちが支払う金は元々大阪から送金されてきたお金なのだ…つまり、金そのものは江戸を出ることなくぐるぐると回って、帳簿の数字だけがめまぐるしく変動するのである。これはなんていうかすごく面白いことだと思う。わからない人にはわからないだろうが…

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