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父親から与えられた経験。 思い入れのある映画『スター・ウォーズ』『サイコ』 #30DayFilmChallenge

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毎日連載16日目!今日もネタバレ無しで映画おしゃべりをお送りします。

これまでのおしゃべり

登場人物

ことイナリ(文中”🦔”) https://twitter.com/flandore
絵が描けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。この記事のヘッダーを描いている。
いってつ(文中”👓”) https://twitter.com/ittetu_
脚本が書けるオタク。ゲームを作った。アニメを作っている。映画が好き。映画絡みの仕事が欲しい。

DAY16『思い入れのある映画』

👓「思い入れがありすぎて正直なにも話したくない」

いってつはスター・ウォーズへの思い入れが強すぎるので今回の作品紹介には多分の独自解釈、独自研究が含まれている可能性があります。
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 
(英題:Star Wars: Episode IV A New Hope,公開時原題:Star Wars,1977年,アメリカ)
 スター・ウォーズシリーズの公開第一作目。シリーズ作品としては四作目にあたるが、人類が目にした初めてのスター・ウォーズ作品である。冒頭の”遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。”のテロップ通り、この物語は過去の物語であり、時代劇・歴史物語としての側面がある。
 銀河帝国の圧政が銀河系に影を落としていた。強大な軍を擁する帝国に対し、戦力で大きく劣りながらもその圧政に立ち向かう反乱同盟軍は厳しい戦いを強いられていた。さらに銀河帝国は惑星をまるごと破壊することができる最終兵器を完成させようとしていた。反乱同盟軍のスパイはその最終兵器の弱点がわかる設計図を盗み出し、同盟軍のリーダーのひとりレイア・オーガナにデータを渡す。故郷である惑星オルデランに戻る途中、レイアの載っている船を帝国に拿捕されてしまう。レイアはひそかにデータを整備ドロイドであるR2-D2に託す。R2-D2は翻訳ドロイドC-3POとともに脱出船で砂漠の惑星タトゥイーンに逃れる。帝国の皇帝が信頼を置く暗黒卿ダース・ベイダーは非情にもオルデランを破壊する。一方逃げ延びたR2-D2とC-3POは農家の青年ルーク・スカイウォーカーのもとへたどり着く。ドロイドたちの目的は旧知、オビ=ワン・ケノービに救援を求めることだった。ルークとドロイドたちは地元の老人ベンの元を訪れる。ベンはオビ=ワン・ケノービの身を隠すための名前であった。オビ=ワンはかつてジェダイの騎士としての過去を話す。ジェダイの騎士たちは銀河帝国の体制以前に銀河の守護者として活躍していた。ルークの亡き父アナキンもジェダイの一人であったが、ジェダイから暗黒卿へと寝返ったダース・ベイダーによって殺された。オビ=ワンは戦いに加わるためタトゥイーンを出ると言う。ルークも誘われるが、農場と育ての親である叔父叔母を置いて行くことはできないと断る。しかしドロイドの後を追う帝国軍によって農場は焼かれ、叔父叔母も殺されていた。青年ルーク・スカイウォーカーは思いがけず銀河をめぐる戦争に加わることになる。

👓「僕はこの映画が初めて敬意を持った作品かもしれない」
👓「はじめて見た映画はトイストーリーなんだけれど、年齢のこともあって、あれをフィクションだとは意識していなかった。一方スターウォーズはさすがに”ウソ”だとわかったよ。ディズニーランドでアトラクションとして体験することができるけれど、あれはアトラクションだってわかっていた。スターウォーズを見た後、父が僕に言ったんだ”スターウォーズとインディ・ジョーンズを作った人は仲良しで、だからジョーンズの乗る飛行機にC-3POって書いてあるんだ”ってね。驚いたよ。それをきっかけに”映画って人が作っているんだって意識するようになったし、映画制作という仕事にあこがれを持つようになったんだ」

🦔「俺はスターウォーズ見てないな」

👓「いつか見ようって気持ちはあるの?」

🦔「う~ん......」

👓「正直あんまり興味ない?」

🦔「なんともってかんじ(ない)」

👓「この作品以降、1980年、83年に続編が作られたんだけれど、これ以降に生まれた人たちは、スター・ウォーズって興味がある人ない人の差がすごく激しいと思う。で、熱心な人はみんなそのお父さんがスターウォーズ大好きだったりするんだ。主人公の父親はダースベイダーに殺されていたり、その後公開された前日譚シリーズ(エピソード1~3など)や後日譚シリーズ(エピソード7~9など)には親子・子弟関係のある人物が度々登場する。前の世代から受け継いだ想いや戦いを描く壮大な物語が魅力なんだ。だから、スター・ウォーズが好きな人は我が子にスター・ウォーズへの愛を引き継ごうとするんじゃないかな」

🦔「なるほどね。たしかに俺の父親は熱心なスターウォーズファンではなかったな」

👓「スター・ウォーズ、正直作品が多すぎてどれから見たらいいかわからないと思う。興味があればぜひ身近なファンに導いてもらってください。近々その記事も書こうと思う。ここでは話しきれないからね。フォースと共にあらんことを」

サイコ
(原題:Psycho,1960年,アメリカ)
 不動産会社に務めるマリオンは恋人との結婚を夢見ながらも、経済的な不安から踏み切れずにいた。出来心で客から預かり銀行へ入金するはずの金4万ドルを持ったまま、恋人の住む町へ向かってしまう。道すがら不審がられる場面はありつつもマリオンの持ち逃げはまだ事件化していないのか、特にトラブルはなく車は進んでいく。マリオンは「ベイツ」というモーテルに通りかかり、そこで一夜を過ごすことに。ベイツモーテルは青年ノーマンが切り盛りしていた。食事をとったマリオンがシャワーを浴びていると、何者かが浴室に包丁を持って現れ、マリオンを惨殺する。その直後部屋に飛び込んできたノーマンは遺体と荷物を車に乗せてそのまま沼に沈めてしまう。四万ドルはマリオンとともに沼に消える。マリオンの行方を追うマリオンの恋人サムとマリオンの妹ライラ、四万ドルを追う私立探偵はベイツモーテルにたどり着く。
 この作品は全編モノクロで作成されていたが、1998年に全編フルカラー作品としてリメイク作品が発表されている。スタッフや出演者は当然別の人物となっているが、脚本や演出だけではなく、音楽、カメラワークまで元作品と全く同じように作成されている。

🦔「サイコは幼稚園の時に見た」

👓「ハードすぎる」

🦔「父親が見てたのを、横で一緒に見てたんだよね」
🦔「有名な浴室での惨殺シーンを見た」
🦔「あれが人生初めてのトラウマだね」

🦔「しばらく頭から離れなくて、嫌な気分だった。見ちゃいけないものを見た」

👓「実際幼稚園児にはハードすぎる映画だよ。君もスター・ウォーズを見ていればよかったのに」

🦔「大学生になって、再挑戦することにした。トラウマを乗り越える、じゃないけれど――怖い映画としての印象が強かったけれど、資料作品として見ることにしたんだ」

👓「久しぶりに見てどうだった」

🦔「まず話の内容が初めて分かった。どんな映画なのか全く知らないといってもよかった」
🦔「面白かった」

👓「自分の作品に影響したと思う?」

🦔「うーん、それはあまりないかな」
🦔「でも、十五年間くらいずっと”怖い映画ランキング”一位だった。そういう意味では人生に強く影響してきたかもね」

👓「ちなみに今一番怖いと思う映画は?」

🦔「『ハムナプトラ』。ホラー映画じゃないけれど虫の描写が怖すぎてね......」


🦔「それも父親と一緒に見た」

👓「スター・ウォーズを見ていれば......」



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