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写真サークル「CASE237」について!メンバー、テーマ、媒体は?仕事、家族は?

みなさんこんばんは。ittetuです。

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自画像です。

LEICA M typ 240, NOCTON 35mm F1.4

昨年、写真サークル「CASE237」を結成しました。結成といっても、代表いってつ、以下ゼロ名という一人親方状態です。「サークル」なる呼称は、同人誌を発行する人が、自分一人で制作をしていても「サークル」と呼ばれるところからきています。事実、僕も写真集の発表の場は同人誌即売会が多いです。

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CASE237 サークル出展の様子。

2020/02/09 コミティアにて。

写っている彼はラキアくん(twitter)。CASE237のメンバーではないが、左のマスクのオーナーでたびたびモデルになってもらったり、イベント企画を一緒にやってくれたりと助けてもらっている。

「CASE237」は写真作品サークル

いってつの写真作品の発表の場は、インターネッツではなく紙媒体の上でありたいと考えている。日頃はどうしてもツイッターでの発表が多くなってしまうが、「写真集が本編」という気持ちでいる。

その写真集。現状、LIVE IN VITRO制作によるtrial platformというマスク作品を取り扱った作品がメインになっている。

入荷のアナウンスはツイッターでされることが多いので、入荷お知らせメールに加えて作者のツイッターもフォローしておくのがおすすめ。

CASE237の写真集は、このマスクに独自の解釈を乗せたフォトノベル的作品になっている。べつにCASE237はLIVE IN VITROの公式カメラマンというわけではないし、特別に便宜を図っていただくこともない。作者ののむら氏曰く「売ったものはもう自分の手から離れている」「好きにしてもらいたい」との旨。かなり自由にやらせていただいている。

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上記の写真集より。設定や話はいってつの100%捏造だ。

LUMIX G99, SIGMA 56mm F1.4

CASE237のテーマ

CASE237で展開されるマスクたちの物語は労働者の孤独、差別が主だ。

いま、例のアレのせいで人々は今まで以上にギスギスしている。東京という街はいい意味でも悪い意味でも他人に興味がない、不干渉かつ不感症の街のはずだが......

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出勤する人々。外出自粛要請下の東京都で撮影。

LEICA M typ 240, NOCTON 35mm F1.4

SNSを見るに、誰かを非難する声というのはその多くが片手落ちで、想像力にかけてはいるようだ。もっとも、SNSというのは議論の場に不適当なので、論争としての発言ではなく、気持ちよくなるための発言だというのならそれまでだが......世の中には自身や先入観や無知のために差別してしまっている人々がたくさんいることの証左ではないか。

街に出る以上、人はだれかに必ず誤解をされる。(不理解)

その誤解で苦しむ人がいる。(差別、不寛容)

これがCASE237のテーマだ。それを現実に差別されている人々を被写体に描くとなると、この時代、そうとうな根性が要る(訴訟リスク、表現物が差別を助長するリスク)。そこでCASE237の作品では頭蓋拡張なる手術を受けて見た目が人間らしくなくなってしまった人々に被差別者を演じてもらっているのだ。

ディズニー映画ズートピアで動物を擬人化したキャラクターを用いて「生まれの遺伝子と自我の確執」「見た目、生まれの違う者の確執」を描くのと同じことである。ちなみに......「ズートピア」は初期のアイデアでは、「肉食動物が草食動物を襲わないようにスタンガン搭載の首輪をつけて生活することを強いられている」という、ソフトな絵でしっかりタイプのディストピアものを計画していたのだ。父親から誕生日に首輪を贈られる子どもの困惑、恐怖、父親の涙。

CASE237のファンにはSF愛好家が多いように感じられる。それはもちろんLIVE IN VITROのマスクのファンがそのまま流れてきているだけではなく、サイバーパンク的な世界観に共感してくれているから......だと嬉しい。

いかがでしたか?

ふざけたタイトルにしたけど、しっかり作品の世界観について語れてよかったです。写真をプリントする意義についても話したかったけどまたそれは追々。

LIVE in VITROのマスクに興味がある方はぜひハッシュタグ#LIVE_in_VITROをご覧あれ。

おやすみなさい。


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