猫L

「逆ギレされました!ぎゃふん 」

とある相談者Aのお話し。
「パートナーBが業務ミスをしたんですよ。それでそこを指摘したんです。そしたら逆ギレされちゃって、めちゃめちゃ怒り返してくるんですよ。逆ギレってなんなの!? 意味わかんない。だって悪いのはパートナーBでしょ!」

はい。あるある風景ですね。
責められている側が怒り返してしまうというアレです。

仮にパートナーBさんが悪いという相談者Aさんの理屈が正しかったとしましょう。それでもパートナーBさんが怒るということは、業務ミスとは関係ないところで感情の起伏が起こっているということです。

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怒り:
基本的に「怒りは大切にしているものが傷つけられたり奪われたりした時に反応として出てくる感情」心に余裕がない時に、より暴発しやすい。
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逆ギレ:
感情的に余裕のない時に、追い詰められることにより起こる心の反動
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今回の場合、
パートナーBさんが逆ギレたということから、事が起きる前に既に精神的にかなり崖っぷちに立たされていたということがわかります。そもそも心の余裕が全くない時に「あなたが悪いでしょ」的な指摘がやってきて、崖っぷちから突き落とされそうになったのです。

逆ギレることで、なんとか崖から落ちないように必死で戻ってきたというわけです。
イメージできますか?

この学びが知識として頭に入っていると、
全く違う反応を取ることができます。

パートナーBさんが逆ギレた時「あっ、いま相当余裕ないところだったんだ。ちょっと強く押しすぎたかも?ごめんね。」と心の中で謝ったりできます。
より落ち着いた反応が取れるようになれるのです。
そうすると、パートナーBさんの反応もより緩やかなものになったりします。

真実:
この時のパートナーBさんは、どうやら日常的に家庭や職場を通して「誰もわかってくれない」という苦しさを抱えており、余裕のない状態だったようです。
そこに相談者Aさんが正論を振りかざしたので、感情としては「やっぱり誰もわかってくれない!ふざけんな」という反応になった様子が伺えました。この時の怒りの本質は「Bさんを理解して、心を向けてくれる人が誰もいないように感じている」ということだったのです。その寂しさややるせなさ、辛さや行き場のない思いが"逆ギレ"という怒りへ変換されたのです。

しかし相談者AさんもパートナーBさんも、意識がフォーカスしているのは”業務ミス"だったりするのです。

「あなたの怒りは、あなたが考えていることとは違うところに原因がある」

ということを、知っておきましょう。

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