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ミッドサマーを見ました

タイトルのとおりです。上映されていた頃は勿論、そこから時間が経った今でも時々ツイッターで評判を見かける作品。めちゃくちゃ怖いと聞いていたので敬遠してきましたが、Amazonプライムにも登場したので満を辞して対戦しました。

怖いっていうか痛いね。痛かったです。

私は痛いのは苦手だし、だからこそ痛くなる展開を察知するのは得意なので、ア〜これ3秒後の画面には赤が多くなりそうだな〜とかア〜これ5秒後にはこの人ヒトの形保てなくなっちゃうな〜と思ったら音をめちゃくちゃ小さくして目を逸らす。外科医が主役のドラマとか狂気を描く映画を見るときにはいつもそう。

これは自分でも文句の付け方がおかしいと思いながら書くけれど、この映画、普通の痛い映画だと5秒後が痛くなるような展開で、20秒後が一番痛い画になっている感じ。予想外に衝撃の前のためが長く、悲劇を避けづらい。ア〜これ痛いの来るなと思って20秒も目を閉じて耳を塞いでいたのに、結果20秒後にチラ見したら一番きついシーンが視覚にドーンみたいな。ひどい。嫌なら見るなって話ですね。

やっとエンドロールが流れたとき、痛そうなだけで特に何も残らない映画だったと思った。思ったのに、こんなnoteを書いていたら彼らをあそこに導いたあの男の笑顔を思い出してしまった。ミッドサマーから何かを教訓として得たとすれば、それはやっぱり誰かの悪意よりも自分のこと善人だと疑わない人の善意の方がずっとこわいよねってことかなあ。

先述のとおりの鑑賞方法をとったので、話に聞いて想像していたほど怖くも胸糞悪くもなかったけれど。なんと言うか、文化人類学の一番最初の入口みたいな講義で、私にはここは無理だと引き返した学生時代を思い出しました

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