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歴史が教える心理法則65ー抜書メモー

歴史が教える心理法則65

  1. 「心」を制する者が、成功をおさめる。
     歴史を見ればそれは明らかである。

  2. 人というのは、強制されると心理的反発を覚えるものである。     
    征服せずに「心服」せしめよ。

  3. 人の心というのは、数千年を経てもあまり変わっていない。      
    歴史が教える「心の法則」は現代でも立派に通用する。        
    歴史こそ、心理学の教科書である。

  4. 人は理論に縛られる。                                                                               
    理論は参考程度にとどめ、「理論の呪縛」にとらわれないこと。

  5. 赤色は心理的圧迫感を相手に与える。また、指揮を高める効果もある。

  6. 人間は音楽に多大な影響を受ける。適切な音楽は生産性を高める。

  7. 背水の陣は有効である。だが、背水の陣を余儀なくされる前に、先手先手に手を打つこと。

  8. あまり多い情報は、かえって混乱を招く結果となる。

  9. 説得や交渉には“勝機”がある。                                                                 
    たとえば、天候、気温、時間帯などである。

  10. 人は良いことよりも悪いことのほうを信じやすい。また、自らの期待や欲求によって、目が曇ってしまうことも多い。人間の持つ情報処理のクセに気付くこと。

  11. 議論やスピーチの戦略として、①結論を最初に述べる。②結論を最後に述べる。③結論を最初と最後に述べる。3方法がある。状況や目的に応じて使い分けること。

  12. 嘘を見抜くには、表情の経過時間と顔の左側に注目せよ。

  13. 言葉の用い方ひとつで、人は簡単に操られてしまう。

  14. 本当のところ、不当な命令は拒否せねばならない。各自に決定権を与える代わりに、きちんと責任も取ってもらうことが重要である。

  15. 発信者の地位が低いというだけで、その意見がないがしろにされてしまうことが多い。進言する勇気と、その進言を受け入れる度量の両方が必要である。

  16. 防衛機能のメカニズムに気づき、「合理的であろうとするがゆえに、非合理性に陥るワナ」から逃れよ。

  17. 三位でいることは、個人の幸福感ということでは悪くない。

  18. 単に「やらない」から「できない」でいることが多い。        
    「自分は”できない“のではなく”やらない“だけではないか」と省みること。

  19. 人は「自分より下だ」と思えるような人間をまわりに集めたがるものである。だが、「自分より少し優秀」な人との付き合いが、自分をレベルアップさせる。

  20. アンケート調査では、「ふつう」「わからない」「どちらともいえない」といった項目ははずしておくと、より本音が得られやすい。

  21. 陰口は、将来的に自分を傷つけることにつながる。

  22. 怨みは最強の敵をつくる。不要な怨みを買わぬよう、注意すること。

  23. 張りつめた弓はダメになる。効果的に休息をとるよう心がけること。

  24. 「ちょっと一杯」は、心理学的に見ても効果がある。

  25. エビ、犯罪統計、格闘技、意外なところで経済成長を占うことができる。

  26. 肥った人は、必ずしも否定的に判断されるわけではない。

  27. 人間というのは過信しやすいもので、小さい石ころほどつまずきやすい。
    小さな石ころもきちんと対応していくこと

  28. 人材を登用する場合、不必要な条件を課していないか?受け皿を広くとるほど、有能な人材の選抜が可能になる。

  29. 真の報酬とは、「やりがい」「生き甲斐」「自尊心」を与えることである。

  30. 「井の中の蛙」とならないよう、効果的な質問を投げかけることで、自分や他者に広い視野を与えよ。

  31. 人間が本来持っている喜びや好奇心から引き出される情熱を、仕事に向けさせるような努力が必要である。仕事を「人間に課せられた罰」とは考えないこと。

  32. 人は、太陽の光を求める。その欲求に配慮すること。

  33. 権威は「地位マーカー」によって、より高められる。“小道具”を効果的に用いること。

  34. こちらから少し妥協することで、より大きな利益を受け取れることが多い。

  35. 複数の人で話し合いをした場合、リスキー・シフト(大胆な方向に進むこと)やコーシャス・シフト(保守・穏健なほうに進むこと)がおこりやすい。日本の場合、特にコーシャス・シフトに気をつけること。

  36. 人間の営みは「数学的計算」だけでは計りしれない部分が大きい。「見えない数字」にも注目すること。

  37. リーダーは必要であるが、専制的リーダーは望ましくない。少数のリーダーに権力を分散させるのも効果的である。

  38. 説得においては、自分に都合の良い情報のみを相手に伝えるやり方(一面呈示)と、自分にとって都合の悪い情報も混ぜて伝えるやり方(両面呈示)がある。相手が元々その意見に好意的な場合には一面呈示が、非好意的な場合には両面呈示が有効である。

  39. 人には「耳に優しいニュース」だけを聞いたい、伝えたいという傾向がある。悪いニュースほど、意識的に耳を傾けること。

  40. 類似性の法則により、ダメな上役にはダメな部下が集まりやすくなる。その悪循環を断ち切らねばならない。

  41. 批判するなら、まず褒めること。また、ふだん冷静なうちから、「叱り方」をマスターしておくこと。

  42. 人間には「過去」に縛られるクセがある。過去を手放すことで、自分も相手も幸福になれることが多い。

  43. 人は無意識のうちに「押しつけ」をしがちである。相手側から物事を見るクセ、考えるクセをつけること。

  44. 「投射」のメカニズムにより、失敗の原因を他者に押しつける「善意の加害者」になっていないか?責任を引き受ける覚悟が、リーダーには必要である。

  45. 知識と情報を鵜呑みにするのではなく、「自分のもの」とせよ。そうすれば「知恵」になる。

  46. 人に対する親切はやはり行うべきである。道徳的な意味だけでなく、「将来への投資」という意味でもそうである。

  47. 取り入り、脅迫、自己宣伝、自己犠牲など様々な印象操作の技法がある。それらを効果的に使い分けること。また、結果よりもプロセスを褒めるほうが効果的である。

  48. 人は、過去の記憶によって、目が曇ってしまうことが多い。      特に人間関係ではそうである。不用意に「理解できた」などと思い込まないこと。

  49. オフィスの温度を変化させることで、やる気や能力が高まる。

  50. 個室、オープンスペース、仕切りなどをうまく使い、オフィスを効果的に活用すること。

  51. 小さいステップを踏むことで、大きな目標が達成できる。       
    目標が大きければ大きいほどそれは重要である。

  52. 努力は、成功への道となるだけでなく、結果に対する満足感を高める役割も果たす。

  53. 「BHAG(ビハーグ:壮大にして達成困難で大胆不敵な志)」を掲げ、その実現に向けて本気で取り組め。

  54. 女性は、嘘を見抜くのが、男性よりずっとうまい。いざという時には、協力を仰ぐと良い。

  55. 効果的な沈黙により、人を動かすことができる。           
    意識して沈黙を用いよ。

  56. 「沈黙」と「おしゃべり」の両方が必要である。           
    しゃべることで、リーダーにもなれる。

  57. ファッションもビジネスの大事な要素である。            
    特に日本の場合にはそれが言える。

  58. 人は自ら発した言葉に縛られる。                  
    説得では、相手自身の口を開かせることが有効である。

  59. 「命令」ではなく、「目標」を与えよ。人を動かすのがうまい人というのは、目標の与え方が上手な人である。

  60. 本音を語れば信用される。自己開示は効果的である。

  61. 根拠や証拠が不十分でも、“鮮やかな情報”によって人は説得されてしまうものである。

  62. 人々に親しまれることにより、“コピー”が“オリジナル”を超えることも不可能ではない。

  63. グループを組むことは有効であり、その際には、結びつき(凝集性)を高められるかどうかがカギになる。小道具によって凝集性を高めることもできる。

  64. 過ちは素直に謝罪せよ。中途半端ないいわけは、事態を悪化させるだけである。

  65. 自己説得のメカニズムを応用し、言葉の使い分けで、相手の中にポジティブなイメージを引き起こせ。

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