北海道の雲海と心の旅
大学一年生の春、私は北海道を自転車で一周するという冒険に出た。
https://itsuki-campuslife.com/travel-hokkaido/
それはただの旅行ではなく、自分自身と向き合う旅でもあった。
旅の途中、前日の雨で心が少し沈んでいた私に、モエレ沼公園の小高い山からの景色が忘れられないプレゼントをくれた。
早朝、雨上がりの公園を訪れた時、私はまるで別世界に足を踏み入れたような感覚に包まれた。
山の頂から見た景色は、雨が蒸発して作り出した雲海の中に浮かぶ自分自身を見つけるような、不思議で幻想的なものだった。
その瞬間、すべての苦労が報われ、この旅をしてよかったと心から感じた。
この経験から、私は大切なことを学んだ。
それは、自分の中にある感受性や教養が、どんなに小さなことでも心を動かし、新たな視点を与えてくれるということだ。
困難な時、私はその時の写真を見返すことで、再び元気を取り戻すことができる。
写真はただの画像ではなく、その時の感動や感情を色濃く残してくれる宝物なのだ。
そして、この旅は私にもう一つ大切なメッセージを教えてくれた。
それは、「何か新しい行動を起こすことに無駄はない」ということ。
たとえその経験が期待通りでなくても、感じた感情は私たちに刺激を与え、成長させてくれる。
だからこそ、私たちは刺激を避けるのではなく、小さな変化であっても自ら起こしてみるべきなのだ。
北海道の雲海を見たあの朝、私はただの景色を見たのではなく、人生の大切な教訓を学んだ。
新しいことへの挑戦は、時には不安や困難を伴うかもしれない。
しかし、それらを乗り越えた時、私たちは自分自身の新たな一面を発見し、心を豊かにすることができる。
この旅から学んだことを胸に、私はこれからも新しい挑戦を恐れずに進んでいく。
そして、この物語が、誰かの心に小さな変化を起こすきっかけになれば幸いだ。
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