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肺一杯に吸い込む煙と生活によく似た物語
精一杯に生きれば生きるほど
なんだか笑えてくるような

一つ悲しみを覚えてから
やめられなくなった思考から抜け出せない
どうにかしたいと思い尽くして
ひとつ各駅停車を見送って想う

あと何回ぐらいつまらないと気づいたら
諦めきれるんだよ


何か悪いことをしたくなったり
誰かを愛してみたくなったり
醜い気持ちを美しいものに塗り替えては
それに背負ってもらうなんてダサいって
わかってる

だけど
それでしか壊せない難しい想いだけが
みんなにはある

消えちゃいたいとか
どうでもいいとか
破壊衝動を通り越した虚無感でどうにかなりそうな夜に音楽を聴くんだけど
気づいたら朝になってて、
気づけば昨日の夜の気持ちも忘れてる
人間という檻に閉じ込められた感情という死神
それと感性だけで生きれるほど簡単じゃない生活
肝心な時にいない大切な人

なんでかやるせないの全部
なんとかしてみたいの全部、でも何もしないの

ただただ呻くだけでずっと頭から離れない何か
今肺に吸い込んだ言葉、
本当は煙となって消えるはずだったのに
どこかに引っかかって黒く残り、
むずむずする喉に手を突っ込んで引っ張り出したらきっと自分より大きいよ

頭から離れない
病んで報われない
どうにかしてみたい

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