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休校中に読んでほしい本❷ 18選+α

前回は幼稚園生におすすめのところまで紹介したので、今回は小学生におすすめの本を。あらすじは調べればわかるから、おすすめポイント(こんな人に読んでほしいな〜とか)メインに書いていきます。

おすすめ本-01

・雨やどりはすべり台の下で(中学年)
・選ばなかった冒険(高学年)

はじめに前回紹介した「こそあどの森」シリーズの作者、岡田淳さんの本を紹介しようかな。岡田さんは小学校の図工の先生をされていた頃から、ご自身で作ったお話をお昼の放送で話していたそうで、岡田作品の舞台は小学校が多いです。普段通ってる小学校が、友だちと過ごしている日常が、魔法にかかったかのような不思議な世界になっているところが魅力的かな。

・「雨やどり〜」はすべり台の真ん中に空いている穴の中で雨が止むのを待ちながら、子どもたちが一人一人雨森さんとのエピソードを話していく物語です。一番の魅力はその優しくて少しファンタジーな世界観。ネタバレになるからあまり言えないけど、アパートのドアを開けたら別の世界が広がっていたり、ナマズとお話したり。ワクワクする話で高揚感も大きかった記憶があります。でも、今になってから読むと人の優しさや子どもだからもつ寂しさ辛さ、みたいなものも丁寧に描かれていたことに気がつきました。子ども一人ずつ章が別れているから、長いお話読むのが苦手な子は特におすすめかな。教科書にも掲載されていたとか。

・「雨やどり〜」が少しファンタジーならば「選ばなかった冒険」はガチガチにファンタジー。だってRPGの世界に入っちゃうの。でもただ戦って、ゲームクリア!などということではない。めっっっっちゃ重いテーマ。生死、戦争、存在。色々、本当にぐるぐるたくさんのことを考えさせられる。終わり方も児童書っぽくはないかな。大人も好きな人多そう。結構分厚いから読書好き!冒険好き!RPG好き!じゃないと厳しいかな?あんまり冒険系が好きではないので、、、中学生くらいの時に初めて読んだら「!!?いや、これ面白いな?」と衝撃を受けました。

もっとたくさん岡田作品は紹介したいけども!とりあえずこの3つ紹介しました。

・スプーンおばさん
正直、何でこの本をおすすめしようと思ったのか今となってはわからない。特別に好きってわけでもなかったし当時読んだきりだし…。でも一つだけ覚えているのは唯一面白いと思えた外国の方の作品でした。(小さい頃からこれまで洋書が全く読めないんですよね。映画も洋画を観て楽しめたのグレイテストショーマンくらいで。学年一の読書好きを自負していた小学生の頃ハリーポッター読めなくてショックを受けたこともありました笑)ここで伝えたいのは小さい頃に偏った読書をしないでほしい、ということ。いろんなジャンルを読んでほしい。青い鳥文庫をよく読むならば偕成社文庫に手を出したり。とにかく「これ面白そう!」のアンテナとは別に新しいジャンルへのチャレンジ精神も持ってほしいな。

ラスト!

・12歳たちの伝説
5年生の時に学級崩壊を起こしていたクラスが6年生になり新しい担任の先生がくるところから物語が始まります。いじめや不登校といった、まぁありがち?なテーマではあるものの、まず描写がリアルです。リアルというか生々しい。怖い。この本を読んで救われる子がどこかにいるんじゃないかな?と思って選びました。わたしは確か中学生の時に読んで、心が重くなってしばらく動けなかった記憶がある。


浜村渚の計算ノートも小学生のおすすめに入れたけど、中学入学前の小学生に読んでほしい!と思うので次回に書きます。

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