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娘の食へのこだわりを無心に眺める一時帰国の強制隔離(前編)

皆さんはご自分の子どもとずっと向かい合ったまま食事を取ったことがどれくらいありますか?
意外と食事前にお皿を配ったり、食べている間も他の家族がいつ帰ってくるか気になったり、食べ終わったらお皿洗いが気になったり、落ち着いて食事をしている方は少ないのではないでしょうか。



私も食事の前は自分の分は後回しでも他の家族には温かい料理をベストなタイミングで出したいし、
子どもが食べ始めたら今度は一刻も早く空いた皿を片付けて娘の集中力が切れる前に残った料理に集中してほしいし、
気持ちもソワソワ時々イライラ、自分はちょこまかと動き回って全然落ち着く時間ではありませんでした。


そんな私が、1日3食ただただ娘と向き合って食事を取るだけの日々を過ごすことになりました。アメリカから日本に帰国し、そのまま隔離されたホテルでの出来事です。



隔離されているときって、本当に何もすることがないんです。
1日3食、美味しいお弁当と水を係の方がドアノブにかけてくれます。
部屋の中には私と娘だけ。
自分でご飯を外に買いに行くこともできないし、配られるごはんだけが楽しみ…になるのです。



ニュース記事などでは叩かれているようですが、私の経験では美味しいお弁当でしたよ!
200円のお弁当ではなく800円くらいはしそうなお弁当です。
もし野菜や果物が欲しい方は「ビーガン食」を希望されるとよいですよ。
写真のような野菜たっぷりお豆たっぷりなお弁当が届きます。


そこでずっと娘と向き合いながら、ひたすらご飯を食べ続ける生活をした結果、気づいたことがありました。
長くなりますがすみません。


前に書きましたが、うちの娘は食事のときに「一口食べて残す、時には食べたものをゴミ箱に吐き出す」みたいなことをするので、腹が立つし子育て失敗してる、甘やかしてると周囲の人に呆れられるのが怖くて恥ずかしいんです。


もちろんキツく怒ったこともありますし、
おやつを取り上げたり食べるまで席を立たせないようにしたり、
子どものスプーンに乗るぐらい具材を細かく切ったり、
娘のお皿に乗せるおかずやごはんをできるだけ少なくしたり、
姿勢が悪いのかとイスと机を子ども用に変えたり、
味付けを変えてみたり、
思いつくことはやったのですがあまり効果がありません。


そんな女王様のような食事をするくせに、たまーに「気分がのった時」に
こちらの予想を超えるほどバクバク食べて、おかわりも追いつかなくて、


「おかーさん、ご飯作ってくれてありがとう❤」
とにっこり笑顔で感謝の気持ち
を伝えてくるんです。
これはズルい!何が良かったのか必死に思い出して、同じメニューを同じように出しているつもりなのに次の日にはまた食べない、吐き出す。



私は食べることが好きですし、美味しいものや健康に良いと思っているものを作ったりするのが好きですが、娘とその楽しさを共有できることは滅多にないんです。
ほぼ毎日食べ物を捨てることが決まっているというか。
あまりに捨てることが辛いのでごはんは最小限の量しか作らず(娘は食べないカウント)、インスタントラーメンを作ってみたり、お惣菜を買って来て食べたり…で済ましてしまうこともありました。



娘への愚痴を書いているうちに長くなってしまったので、続きは後編で書きたいと思います!
今まで必死に探してきたけど分からなかった、隔離中の食事で気づいた娘のクセについて書く予定です。



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