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今改めて日本の給食への印象を書いてみる

以前アメリカの小学校で給食を食べ、日本の公立小学校で楽しく毎日を過ごしている娘に日本の給食の仕組みについて色々聞いてみました。

親として「娘の食べられるものを増やしてくれて、本当に給食作ってくれている方ありがとうございます!!!!」と思っています。


以前も給食について記事を書いており、
このときは
「日本の給食って残しちゃダメだし、日本食しかなくてバラエティ少ないなあ。外国ルーツの子どもたちにはとっつきにくいのでは?」
と感じたことを書いております。

かなり印象が変わっていますね。
実は娘の偏食がこの数カ月で急に直ってきて、その原因の一つが学校給食ということが判明したので今はありがたい気持ちでいっぱいなのでした。


学習している教室で食べない


基本的なところですが、娘の通っていたアメリカの小学校では「食堂」があり、みんな1列になって食堂に移動します。
食堂は十分広くて、学年ごとに大体このあたりに座ってほしいというルールがあるみたいです。
先生たちは生徒と給食を食べません。


そして時間になったら、また先生を先頭に自教室に戻り、そこから昼休みが始まるみたいです。

今通っている日本の小学校は、5分間の黙食のあと机をくっつけて給食を食べるそうです。
先生も教室で子どもたちの班に時には混ざって給食を食べるそうです。


給食当番が配膳をする

アメリカではセルフサービスです。
自分で用意されたビニール袋に入ったパンやら生で食べるニンジンやらの包みを取り、大体割り当てられたところにお友達と座って好きなものだけ食べ、時間がきたり飽きたりしたらビニール袋ごとポイ!です(持って帰ってもいいです)。


また、自分の好きな食べものを家から持ってきてもいいです。
アレルギーや宗教の問題で給食を食べない子もいますし、単なる好き嫌いのこともあります。


日本の学校では週ごとに変わる給食当番さんが、不公平にならないように、同じくらいの量をお皿に入れてくれます。
お友達から手渡されると、なんだか大切なものをもらったような気がするかもしれません。


全員の机にお皿が届くまで待って、全員で「いただきます」と言います。
娘はこの「いただきます」という習慣をすっかり忘れてしまっており、一人でガツガツ食べる子、みたいになっちゃったそうです。
今ではいただきます、を言って待てるようになりました。


煮物などを食べるようになった


「給食で食べて美味しかった」と言って学校から帰ってくると「家で出してもそんなに食べなかったし、良かった〜!」と思うようになりました。

自分がお皿に盛る量は最初に決めて、それさえ食べれば食べることの強要はないようです。


やはり日本とアメリカでは教育で目指すものがかなり違うために、どちらがよいと言い難いし、結局クラスの雰囲気なども大いに影響している気がします。


私たちとしては、どちらも経験できて良かったな〜と今は思っています。


(2023.8.8 追記)
日本の給食システムについて取材しているこちらの動画、とても分かりやすかったです。


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