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【海外シングルファザー日記】子供の習い事

初期設計まじ大事

こちらの記事で書いた通り、海外でシングルファザーをやっています。いろんな要素を勘案してドイツミュンヘンに子供を1人連れてやってきました。

初期設計のひとつとして組み込むぞときめていたのが、現地の子どもの習い事です。

私自信が帰国子女で、14歳の時に最初に住んだ香港と、大学で留学していたイギリスで、日本でやっていた剣道をやった経験があります。言葉もぜんぜんおぼつかないのですが、自分ができることがあると、それを軸に友達を作ったり道を切り開くこともできるという原体験がありました。

そして、ついてくる息子にもそのような機会があったほうがいいと考えました。

日本を出国する前に、現地の習い事事情もネットで結構リサーチする中で、今の職場に昔働いてた人が通ってたチームを教えてもらいました。チャリで30-40分と、ちょっと距離はありますが、生活圏に近い最寄りのチームを見つけまして、連絡をとって入ることにしたわけです。

ドイツってサッカーでバイエルンミュンヘンな感じあるけど

子供が日本でやっていたのはラグビーです。サッカーも野球もドッジボールも友達と遊びでやるけど、日本時代に一番時間をかけていたのがラグビー。

そんなラグビーですが、ドイツではマイナースポーツ。あんまりやってる子はいない。でもラグビーのブンデスリーガもちゃんとあるということで、なんか面白そうです。

実はここに狙いがあります。

ラグビーはコミュニケーションやリーダーシップが求められる奥深いスポーツですが、U10カテゴリーなら、まだまだコミュニケーション下手くそでもなんとかなるだろうという点。

次に、ラグビーならではの連帯感。特にマイナースポーツは連帯感がすごい。そんな連帯感があれば言葉が不自由だって友達もすぐできるだろうという期待。なんかラガーマンたちって連帯感すごいんですよねw これはパパ(私)の現地の知り合い/仲間作りにも役立つだろうという期待。

上記2点は、昔、私がバルセロナに住んでいたときに、兄貴がFCバルセロナでラグビー始めた経験から来ています。(自慢すると、兄貴はバルサでプレーしてたんです!まじで!ラグビーだけど!ww)

そして、日本で真剣にラグビーをやってたらドイツの子よりフツーにうまいはずなので、すぐに自分のポジションを確立できるだろうという目論見。

目論見がぜんぶはまった!

チームに入った初日こそ、言葉もわからず不安も大きくもじもじしてアレでしたが、すぐに大会があったのが助かりました。次男くん、ほぼほぼファーストプレーでものしごいトライをとり、周りから「あいつに回せ」という流れがうまれ、一瞬でポジションを確立。

これ、後で聞くと、本人にとっても助かったみたいです。日本のレベルの高いラグビーだとワンチャン怒られるような、自分勝手なプレーではあったのですが、成果が出たので、結果オーライです。

これ、海外での仕事でもそうなんすけど、やっぱ「おまえ何ができんの?」っていうのをひたすら問われます。きて2-3週間で、その問いに対して一発回答を出した次男マジすげえと思いました。

おかげで、私もパパたちと話す機会がたくさん生まれ、お酒にさそってもらえる感じにもなって、現地の暮らしとかリアルな相談ができる間柄をつくることができたので、次男にはまじ感謝です。

言葉なんか後からついてくる

当然勉強はしっかりしないといけませんが、こうして現地ローカルの習い事というかチームプレーを通じて、孤立せず、気にかけてくれる仲間、人間関係ができたのは、私にとっても次男にとっても嬉しいことでした。

本人も、びっくりするくらい自主的に、毎週2回の練習に喜んで通っています。

しっかし欧州の子はやっぱ体格デカくて強い。タックルで相手を倒すのは大変なようです。でも次男くんを受け入れてくれて、こうして現地にとけこんでいくきっかけをくれた地元のクラブには本当に感謝しかありません。

案ずるより産むが易し!

現地の習い事とか、やっぱりハードルは高いと思います。ですが、子供は親が思う以上に逞しく、柔軟です。大概の困難は自分が楽しみながら出来ることなら、余裕で乗り越えられる。そういう経験が、次男くんをまたひとつ逞しくしてくれています。

先週末は、ラグビーワールドカップの決勝を現地でみんなで見ようぜ!ってことで、南アフリカ出身のチームメイトに声をかけてもらい、お家にお邪魔して、身んなでもりあがるなんていう貴重な経験もさせてもらいました。(スプリングボクス、勝ってよかったwww )

現地でできた仲間からたくさん学べ、世界中に友達がいるっていう、そんな素敵な環境を引き続き大切にしたいなあと思います。

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