【炎上覚悟】「決められたことを決められた通りにやって、われわれの給料あがりましたか?」

「サラリーマンは、基本的に社会の歯車である。」そう教わって生きて来た人も多いのではないでしょうか。

たとえば、新しいことをやるにも、今の企業プロセスのおかしいところを変えようと思っても、どんだけ生意気いっても、「今目の前で求められてることをきっちりやってから言え」と指導されて来た方も多いのではと思います。

自分の想いよりも、決められた仕事を。わがままは言ってはいけない。ひとに迷惑をかけてはいけない。真面目であれ、と。

みなさんは、真面目をどう定義されますか。

新卒面接では「弊社で実現したい夢を語ってくれ」と会社は聞くのに、入社したあと、その火が消えたようになって茫漠と働いてる方も、日本の多くいることではと思います。

なんでこうなるのだろう。
あなたの人生、本当にそれでいいのですか?
決められたことを決められた通りにやって、俺たちの給料はそんなにあがっていないじゃないですか?

そんな問いかけを社員の方々にすると、「おれは真面目に仕事をしてる!バカにするな!」って、それはそれは何度も言われました。上から目線で語らないでほしいと、たくさん言われました。

わたしも、仕事の最前線に長年いました。現場のお仕事の事情はいろいろあることはわかっています。理想論や正論だけでは、なんもうまくいかないですよね。現場ならではのご苦労は多大なものです。現場を支えていただいてることに、大きなリスペクトもあります。

でも、あえて伺い続けています。本当にそれは正しい「真面目」なのでしょうか、と。

真面目に生きるのであれば、わたしは、会社をよりよいものにすべく、真面目に、まっすぐ正しく、新しい挑戦をし続けたい。自分に後悔がないように、自分がやるべきだと思うことを徹底的にできることをやり、暴れ尽くしたい。サラリーマンたるもの諦めないといけないものがある、とか、組織で決めたことを証跡残して云々。。そんなことで世界が変わったことがありましたか。

なぜJTCのお給料が上がらないのかの一番単純な説明は、われわれが、新しい事業を、新たなトップラインを伸ばせていないから、に尽きます。

決められたルールを決められた通りにやって、だれかが数十年前に作った仕事をやって、みんな本当にまじめに時間をかけて質の高い仕事をしているのに。それでみんなほんとに報われていないのって、本当につらくないですか?

人事という高所から物事を見られる立場にいるからかもしれませんが、本当に何かがおかしいと思っています。

日本の人は、なぜこんなに「お伺いの立て方がヘタ」なのでしょう。承認しない上司も大いに問題がありますが、下からの話の持って行き方もあるかもしれません。

「私はこう思う、もうこうしたい!」をみんなでもっと表現したら、会社も、社会も、もっとよくなると確信しています。

アサーティブなやり方で、お伺いを立てるのではなく、「わたしはこうしたい」を軸としたコミュニケーションをもっととれるようにしたい。

そのための心理的安全性の確保の話、もしくは、そんなものがなくてもボトムアップで斬り開くやり方については次回以降のNoteでカバーしたいと思います。

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