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白夜行の世界

こんばんは、自分さがし星読みのすえながいつこです☆

今日はちょっと本の感想を書きたいと思います。

ご紹介する本は東野圭吾さんの「白夜行」です。

「白夜行」は本としてはもちろんのこと、映画やテレビドラマ、

そして、フィギュアスケートのプログラムとして使用されている

かなりメジャーな作品です。

そんな、白夜行の感想を書いてみたいと思います。

「白夜行」って

この「白夜行」の最初はある14年前の殺人事件から始まります。

なかなか解決しない、大阪で起きた殺人事件…

当時小学5年生だった被害者の息子亮司とある容疑者の娘雪穂は心の中に

何かを抱えながら生きていた。

「生きるってなんだろう」と思いながら、多感な時を過ごしていただろう。

そんな日常を送っていた二人に14年前の事件の疑いの目が向けられはじめます。

大阪府警の刑事が亮司と雪穂の関与を気づいて、身辺捜査が始まり、とうと

う亮司に司法の手が伸びてきた。

そんな時、雪穂の新しい店(洋服店)がオープンすることになり、亮司が販

促のアルバイトに入っているところに警察に発見された。

ちょうどクリスマスイヴの夜だった

亮司は追い詰められ、逃亡を図るも死亡…

当然、店内には雪穂がいるはずでしたが、他人のふりをして、その場を去っ

ていくのでした。

街中はクリスマスのイルミネーションで華やかな中での出来事、一人の命が

終焉をとげたのでした。

雪穂は黙って去るなんで薄情じゃないかと思われますますが、自分が残され

ることを思うとつらくていれない、心の中に闇を持って生きてきて、寄り添

う存在だった亮司がいなくなり、残された自分はただ生きるだけという刹那

を抱きながら生きていく。。。そんな辛さから雪穂は他人のフリをしたと思

います。

生きることを意味を考える

生死には、色んな思想があって真意のほどはわからないです。

命が尽きる辛さもあるかもしれません。苦しいこともあるでしょう。

ただ、残された側の辛さは亡くなった方の分も背負っていくことになり、そ

れもかなりのものがあるでしょう。

この「白夜行」を読みながら、生と死という対極にあるものの意味を深く考

え、人間の業を抱えて生きていく辛さを感じたのでした。

西洋占星術では、蠍座♏冥王星♇の世界。。。「白夜行」の事件があった時

もちょうどその時代と推察します。

「生きる」ということに深く考えさせられる1冊です。


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