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卓球 最近流行りのミドル攻めはなぜ有効なのか

ミドル攻めが有効な理由

近年、特にここ1年の中国卓球をみていると、
ミドル攻めを重視する傾向が多く見られます。
なぜ厳しいサイド突きよりもミドル攻めを使うのでしょうか?


僕の考えとしては、
ミドル攻めが厳しいコースどりに対して効くという事だと思います。

例えば、自分が厳しいコースを突きたい側で、相手がミドル攻めをしてくると仮定します。
この場合、相手から飛んでくるボールは台の比較的真ん中に集まるようになります。ここで問題となるのは、台の真ん中からはとても厳しいコースを狙えないということです。
厳しいコースにきたボールに対してサイドを切るようなより厳しいコースに返すことは出来ます。
しかし、真ん中に集まるボールに対して厳しいコースに送球するのは比較的難しいのです。

この結果、厳しいコース取りの脅威が少なくなり、ミドル攻めをしている側が有利にラリーを展開できるのです。

この理論はある方(名前は忘れましたがおそらくTwitterで)が述べておられたことで、とても納得したので覚えています。


ミドル攻めを使った試合の例

多くの人の記憶に残っているであろう試合では、
世界卓球2023の男子シングルス準々決勝、
張本智和VS梁靖崑の試合です。

この試合をフルで観ていた方なら分かるとおもいますが、張本の仕上がりはとても良かったです。
しかし、大事な場面で点がとれず、2-4で負けてしまいました。
この試合はバック対バックの展開になることが多くありましたが、ラリー中にミドルを混ぜられたことで張本にミスが出ていたようにおもいます。

もちろん、中国にやられっぱなしという訳でもありません。先日のWTTコンテンダーザグレブで
平野美宇が優勝しましたが、決勝の孫穎莎との試合はミドル攻め合戦でした。
ラバーを変えた平野に対応できなかったこともあったとおもいますが、ミドル攻めが功を奏したことも勝利の一因になりました。

このように、世界のトレンドはミドル攻めです。
みなさんも是非意識して取り入れてみてください!!

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