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DXの現実 #7 〜データ集めとマインド〜

DXが進まない要因が凝縮された記事を発見しました。

長文ですが、とても読みやすく、DX(厳密にはデジタイゼーション)に取り組む人であれば、とても共感できる記事かと思います。


ここで取り上げているハザードマップは、最新の情報にスムーズにアクセスできることが、ユーザーから最低限求められることだと思います。

加えて、好きな条件で絞り込みやシミュレーションなどが出来るようになると、さらに使い勝手が良くなります。

そこで、

デジタルデータを使ってこの仕組みを実現し、自然災害で命を落とす人を1人でも多く救う

という素晴らしい目的に向かって活動を始めたとします。


しかし、そこに待っている現実は記事にあるとおり。


まずは活動に必要となるデータ集めから始まりますが、オープンデータ以外からデータを収集するとなると、かなりの手間と時間がかかります。

中にはアナログデータしか存在しない場合も多く、その場合はデジタルデータへの変換から始まります。

デジタルデータが存在していた場合においても、データ自体に加工が加えられていたり、データ収集元の拠点間でデータ粒度を揃える必要があったりと、結局そのまま使えなかった、ということはよくある話だと思います。

この課題をクリアしないと、せっかく掲げた素晴らしい目的は達成できない

多くの企業がこの状態なのではないでしょうか?


そして、この課題に取り組むためには、

デジタルデータを扱うことでどんな旨味があるかを理解したうえで、デジタルデータを活かすためにはどんな取り組みが必要になるかを個々人が考えて、積極的に改革に取り組んでいく

ことが必要不可欠となりますが、

このベースとなるマインドを持っていない社員が多いことも、DXが進まない要因の一つです。


というわけで、日本でのDX推進はハードルが高い!という現実に向き合いながら、自分ができることを精一杯やっていこうと思います。