ただのコメディ映画だと思って観てみたが
想像もしないラストに衝撃を受けた。
考えてみればただのコメディ映画がパルムドールを受賞するはずもない。
韓国の格差社会を皮肉ったものだろうが
あまり韓国に馴染みのない自分には
感心するだけでイマイチ実感がわかなかった。
エンターテイメントととして観ると物足りないが
社会風刺作品として観るとよく描けていると思う。
特に、大雨の時に出かけている家主が突然帰ってきて
家族がなんとか自分の家に逃げ帰るシーンでは、
階段や坂をどこまでもどこまでも下っていき
いわゆる底辺にたどり着くまでの描き方は一つの見どころだろう。
パルムドール受賞作品、一度は観ても損はないだろう。
スタッフ
監督、脚本 ポン・ジュノ
脚本 ハン・ジヌォン
製作 クァク・シネ
製作 ムン・ヤングォン
撮影 ホン・ギョンピョ
音楽 チョン・ジェイル
プロダクション・デザイナー イ・ハジュン
編集 ヤン・ジンモ
衣裳/スタイリスト チェ・セヨン
プロデューサー チャン・ヨンファン
キャスト
ソン・ガンホ
イ・ソンギュン
チョ・ヨジョン
チェ・ウシク
パク・ソダム
イ・ジョンウン
チャン・ヘジン