itsuki's 図書室:LIFE SHIFT
2016年に発刊されたド定番のビジネス書なので、、、まだ読んでなかったんだとpgrされそうですが、、、
教育→就労→老後の3ステージだった時代から、人間が100年生きられるようになった今、どう働いてどう生きるかという人生戦略が書かれた本です。
エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーという新しいステージが出現する。お金という有形資産の増減をコントロールしながら、継続的に有形資産が築けるようにキャリアを築いていく
スキル、知識、仲間、評判、健康、生活、友人関係、アイデンティティ、人的ネットワークといった無形資産を築いていくことが大事。何より、変化に応じて自分を変えていく「変身資産」を持つ。
今までは60才で引退して、退職金と年金を遣り繰りしながら80才くらいで死ぬというのが老後の定番コースだったけど、今後年金の支給金額は下がる一方だし、100才まで生きるとしたら定年を迎えてからあと40年…人生のほぼ折り返し地点ですねぇ…。恐ろしい。けど、恐ろしさを軽減するためにはどうしたらいいかという本でした。平たく言うと、スキルを身に着けろ、人間関係を構築しろ、変化に柔軟になれ、という私が最も足りてない3つをズバズバと書かれていました。がーん。
スキルについて…「好きなことを仕事にするのは是か非か」という問いに対して意見が分かれると思います。が、100才まで働き続けるなら、少なくとも自分がやりがいを感じること、プライベートの時間に勉強していても嫌じゃないこと、自分のビジョンやミッションと照らし合わせてマッチすることを仕事にしていかないと、100才まで働くのがかなりしんどくなりそう。周りでも、趣味が高じて、仕事でも趣味に関するプロジェクトを立ち上げて土日も精力的に動いている人がいますが、徐々に仕事とプライベートでの自己研鑽がシームレスになる気がする。今はそうでなくても、何か迷ったときにちょっとでもよりビジョンと合致する方を選んでいった方がいいと思うし、そもそも日頃から自信のMVVがあった方が、より楽しくてお金を稼げる選択肢を選び取れるのかな、と…。
がっつりキャリアを形成する前の20代の子にもぜひ読んでほしいし、40代を目の前にしたアラフォーにもとても響く本でした。
ちなみに、私個人としては、仕事もプライベートも今年はいろいろ変化がある年です。が、変身資産を育てるつもりで前向きに過ごしたいです。「死ぬまで働く」がネガティブなことでなく、ポジティブでハッピーにできるといいなと思います。
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