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永年着物に携わってきた知識と経験を活かして 暮らしの中にてぬぐいを『きれ屋』

明治35年に創業、五日市一番地に店舗を構えていた栗原呉服店が「きれ屋」として生まれ変わって17年。時代の風潮とともに着物の需要が減りつつある中で、もっと日常的に気軽に和のものに親しんでもらいたいと、三代目の安藤諭さんが着目したのが、てぬぐい。

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▲ 築130年の歴史ある古民家を改装した店舗

三代目の安藤諭さん

▲ 三代目の安藤諭さん

当初は、オリジナルのてぬぐいを制作して都内の展示会に出展したり、インテリアショップなどに持ち込みましたが、反応は良くなかったそうです。その後、若者の間でエスニック柄、北欧柄、和柄がブームとなり、手ぬぐいも注目を浴びるようになりました。今まで特定の人しか利用しなかったてぬぐいが、手頃な値段と使い勝手の良さで、若者の間に広まり始めたのです。取材の最中にも、若い男性がてぬぐいを購入していきました。タオル生地と違って厚みがなく、折りたたんでもポケットにすっぽり収まるので愛用しているようです。

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▲ 新しいブランド、三布三用(さんぷさんよう)の作品

三布三用の前掛け

▲ 三布三用の前掛け

現在は、お店等の販促用や、一般の方からの発注によるてぬぐいやダボシャツの制作、オリジナル商品の販売、さらには「三布三用」という新しいブランドを立ち上げ、てぬぐい生地を使った前掛けを制作しています。

てぬぐいの可能性を見出し、日々の暮らしの中にてぬぐいがある風景が広がることを目指しています。

きれ屋
[住 所]〒190-0164 東京都あきる野市五日市
[電 話]042-596-5144
[営 業]9:00〜18:00
[定休日]日曜日
[ホームページ] 三布三用

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