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〜レトルトカレー販売で町おこし〜 養沢センターの『養沢カレー』誕生秘話

養沢センターは、旧養沢分校の跡地に、昭和51年、地場の農産物を販売する養沢農業センターとして設立された。その後、旅館業としての許可を取り、様々な団体が合宿、研修ができるよう、ホール、音楽堂、体験館が建てられた。目の前の養沢川には天然のホタルが飛び交い、川遊びやバーベキューなど自然を満喫できる場所だ。

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▲ 収容70名、オーケストラの合宿や、幼稚園、保育園等のお泊りも多い

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▲ 天井が高く、音がよく響く音楽堂内部の様子

そんな養沢に魅せられ、養沢カレーの発案をしたのは日野市在住「美味しいカルトン」代表・清水弘之さん。本業は、イベントや音楽ライブの企画と食のプロデュース。趣味でカントリーミュージックのバンドを組み、バンジョーを弾いている。

5年前、音楽堂を利用するために養沢に来て以来、度々足を運ぶようになり、四季折々の良さを味わった。そのうちに「東京にこんなにも良い場所があることを沢山の人に知ってもらいたい。養沢と関わって、もっと良い場所にしたい。」と思ったそうだ。お土産としてカレーの販売を考えつき、前理事長に提案、昨年6月から「養沢カレー」550円(税込)の販売を実現させた。

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養沢カレーは、清水さん行きつけの八王子市にある喫茶馬天使のカレーを再現。鶏肉、オニオンソテー、トマトピューレーと人参ペーストを使用、酸味と甘み、それにカレー粉のスパイシーな辛さがハーモニーを醸し出す。「最後のひと匙まで飽きのこないカレーです。是非リピーターになってもらいたい。」と清水さんは語る。パッケージの表面には、ジャズ・ミュージシャンのジャンゴ・ラインハルトを思い起こさせる男性とセルマー・ギター、裏面はレトロ感溢れるお給仕さんが描かれている。

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▲ 代表理事・久保嶋俊さん(右)と支配人・木住野富男さん(左)。パッケージはデザイナーの須貝重太(すがいじゅうた)さんが手掛けた。

「色々な人と人とのつながりで商品化できたカレーだと思う。」と養沢センター代表理事の久保嶋俊さんは言う。2月からは、生粉打ち六花店主、森弘明さんによる十割そば打ち体験も始まる。

清水さんは「今年は養沢センターで音楽とアートの展示をコラボさせたイベントを企画したい。」とやる気いっぱいで話してくれた。

養沢センター
[住 所]あきる野市養沢290−1
[電 話] 042-596‐2151
[営 業]9:00〜17:00
[定休日] 年中無休(※但し、年始1/1〜1/7は休業)
[URL] https://yozawacenter.com/ yozawacenter-2/


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