見出し画像

孤独の中で二人きり

好きなものをまっすぐに好きでいる間、孤独にならざるを得ないのではないかと考えている。

もちろん同じものを好きである人たちと一緒にいる時間などはあるけれど、
その人たちと、好きなものについて話しているときに、ふと「好きだ」と思うときその瞬間は孤独だ。

好きなものを好きだと思う瞬間人間は孤独だと思う。

好きな人のことを好きだと思う瞬間も、人間は孤独だ。

なにかを好きな瞬間は自分だけのものであり、つまり、自分以外の人にはわからないことである。だから孤独。

私は音楽を聴いたときにその歌詞のいいところや音色の好きなところを言語化して共有するのが好きだが、
自分の中にある言葉にもできない部分をゆっくりくゆらせることは、
孤独の中で自分の好きなものと二人きりになっているようで、
言語化した気持ちを人と共有すると同等もしくはそれ以上に好きだ。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?