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いつおかマガジン 第3回 「天気が安定しないから体調が安定しない?」

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弊社の社員は全員がフルリモートワークで顔を突き合わせて仕事をすることがなく、主にSlackで連絡を取り合っています。しかし、仕事だけの話では気が詰まるので、気軽に雑談が始まったりもします。

その中で、「最近、天気が安定しないから体調が安定しなくて…」という話題も出てきて、みんなから「雨が続くと眠気が抜けない」「天気が急激に変化するとだるい」「気圧の変動で体調が左右される」「めまいや耳鳴りひどくなってしんどい」などの体験談が飛び出しました。

ちょっと前までは「天気が悪くなると体調が左右される」というと「甘えだ」とか「体力がない」などと怒られることもありましたが、最近はある程度は理解されつつあり、NHKなどでも「気象病」として取り上げられることが増えました。また、「気象病外来」を設ける病院も出てきました。

「気象病」というのは特定の病気ではなく、天候が変わったり気圧の変動で体調を崩すことを指すのが一般的なようです。この問題に悩まされている人は1000万人にも上る可能性が出てきているそうです。

「気象病」の原因としては、「気圧」との関連性が指摘されています。人間は気圧の変化を「内耳」という部分が敏感に感じ取りますが、気圧の変化が急激だと、脳が興奮して自律神経が乱れてしまうことがあるようです。つまり、ちゃんと科学的に根拠のある現象だったのですね。

その対策としては、まずは天気や気圧の変動を知ることがあります。天気予報はほぼ毎日見ると思いますが、気圧の変動については有名なアプリとして気圧の変化を予測して注意を発してくれる「頭痛ーる」があります。これを見ながら予定を考えたり、体調の変動の備えたりするのがまず第一歩になるのではないでしょうか。

また、内耳のリンパの流れをよくするための耳を軽くつまんで上下横に5秒ずつ引っ張るという耳つぼを刺激する方法も効果的なようです。できれば、散歩やラジオ体操なのどの軽い運動を取り入れれば更に効果がありそうです。

また、気象病を感じた場合、薬や漢方薬を飲む方もいらっしゃるとおもいますが、自分の判断で服薬するのではなく医者や薬剤師に相談することをおすすめします。

しかし、「気圧によって体調が悪くなる」ということを自分自身で認めることが意外と難しいように思います。体調が悪くても「気のせいだ」とか「我慢すればよい」などとなる方も少なくありません。

そこで、弊社が運営する「いつでもおかえり」を体調のメモとして使ってみてはいかがでしょうか。 既に何人もの方が「気圧の変動で体調が悪くなる」ということを書いていて、それに対して自分もそうだ、という反応が寄せられています。まずは「自分の症状を素直に見つめる」ということから始めてみてはいかがでしょうか。

最近、やっと広まってきた「気象病」ですが、将来的には「天気の変動で体調が悪くなる」ということがもう少し当たり前に認識されるといいな、と私たちは願っています。

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